阿波藍 眼鏡フレーム
S&F Associates(徳島県)
修行した鯖江の眼鏡づくりの
技と生まれ育った阿波の藍を融合した眼鏡
徳島の阿波藍と鯖江(福井県)の眼鏡の技術を融合したサングラスや眼鏡フレームを製作しているS&F Associates代表の山口進也さん。専門誌やインターネットなどで広く取り上げられる阿波藍の眼鏡フレームは、これまでのご自身の経歴そのものともいえるアイデンティティーが詰まった作品です。
徳島で生まれ育った山口さんは、プロダクトデザインを大阪で学んだ後、鯖江で眼鏡づくりの修行中、鯖江市が開校したプロのためのデザイン講座SSIDを受講。仕事と学びを両立しながら腕を磨き、その後イタリアへ留学しました。そこで現在もビジネスパートナーであるエンリコ氏と出会います。ブランド名の「Fascino Ribelle(ファッシノ・リベッレ=魅惑的な抵抗)」はイタリア在住時にエンリコ氏のアイデアでつけられたもの。イタリアに留学したことで、デザインのイタリア、技術の日本、それも修行した鯖江の技術の高さを感じていた山口さん。帰国後、自身のブランドの主力製品として、生まれ育った阿波の伝統技術と鯖江の技術を融合させて阿波藍の眼鏡フレームが生まれました。阿波藍をプラスチックのフレームにどのように融合させるか、メーカーとともに研究や技術的な試行錯誤を繰り返し、2年を経て平成29年春に満を持して発表。各方面で話題をさらいました。
阿波藍の眼鏡フレームは、今やブランドの顔。オンタイム、オフタイム両方に合うデザインで、シーンを選ばず着けられるのも魅力です。
「機能がカタチになっているから美しい」
作品たちは山口さんの理念を映し出す
山口さんの藍の眼鏡フレームのデザインは、鯖江の中でも1つのメーカーのみ持つ技術で仕上げられます。コレクションごとに阿波藍を活かした新鮮なデザインを発表。阿波藍の入り方など、細かい部分をチェックし、打ち合わせを重ねながら年2回、春と秋に新作をリリースしています。
カジュアルにもビジネスにも
ひと味違う個性を演出
阿波藍で染め上げた和紙を、模様に見えるようにフレームに挟み込んだ山口さんの作品は、デニムなどのカジュアルスタイルからビジネススーツまで様々なファッションに相性が良いデザイン。インパクトのあるオーバルシルエットの2017年コレクションに対し、2018年は、品の良いスクエアシルエット。
キャリアの中で学びとチャレンジを繰り返しながら製品への想いをカタチにしてきた山口さん。鯖江やイタリアでの出会いが、ふるさとでの製品づくりにいかされています。写真はイタリア留学中、エンリコ氏と。
S&F Associates
〒771-0115
徳島県徳島市川内町宮島浜99-18
Tel. 088-665-8681
https://www.facebook.com/fascinoribelle.eyewear
阿波藍の眼鏡フレーム
- 下段左から
- F10/012 Col.N 148 Indigo
- F16/030 Col.N 148 Japan Blue
- 上段左からUVカットレンズ
- F17/031 Col.N 147 Japan Blue
- F17/031 Col.N 148 Japan Blue
- F17/031 Col.N 148 Japan Blue