当社の主製品は医療用すが、この本藍染めシリーズを機に当社の製品を知ってもらえれば当社の主製品は医療用すが、この本藍染めシリーズを機に当社の製品を知ってもらえれば

藍染弾性生地製品 東光(徳島県)

医療機器メーカーと
阿波藍のコラボレーション商品

東光株式会社はリンパ浮腫をはじめとするリンパおよび静脈疾患の患者さんに向けて開発された医療用の弾性衣類や弾性ストッキングを生産しています。「もともとは漁具をつくっていたのですが、テグスからナイロンを扱うようになり、アメリカに渡った父が靴下を持ち帰ったところから靴下、ストッキングを扱うようになりました。医療用に舵を切ったのは私の代から」と話すのは代表取締役社長の佐藤允男さん。東光の弾性衣類やストッキングは、入院、手術中・後の患者さんの血液滞留を防ぐためにさまざまな病院で治療用具として使われており、患者さんに合わせてオーダーメイドでの製作も行っています。

あくまでも「医療」にこだわる東光が新たに開発したのが、阿波藍で染色をほどこした本藍染めシリーズ。スポーツ用のゲイターとふくらはぎサポーター、レギンスの3種類で展開されます。「東光で使う糸は着圧用のため、ほぼすべてが合成繊維なので染めることができない。染まらない糸をどうにか染めてみたいというのが開発のきっかけでした。結果的に糸から開発することになりましたが」と開発チームの一人の加藤正広さんは言います。

藍染めは徳島の名産、県内にはいくつもの藍染め工房があり、徳島で生まれ育った東光の社員さんたちにとっても馴染み深いもの。「まさか自分たちで藍染めまでするようになるとは思いませんでしたが、藍は薬にも使われていた健康素材。これまで白と黒、ベージュしかなかったなかで鮮やかな青が増えたのも嬉しいです。これまで以上に仕事が楽しくなりました」と仕事への意欲促進にもつながったといいます。徳島の阿波藍と東光の技術力があったからこその新しい製品ができあがりました。

東光株式会社

〒771-1153
徳島県徳島市応神町吉成字西吉成43番地
Tel.088-641-1122
http://toko-inc.co.jp

ドイツ・メルツ社製の編機は着圧を自在にコントロール。

ドイツ・メルツ社製の編機は
着圧を自在にコントロール。

足首は最強圧、ふくらはぎは強圧、上にいくにつれて中圧、弱圧というふうに自由自在に着圧をコントロールし、足に沿ったグラデーションカーブをつくることができるドイツのメルツ社製の特殊編機を使用。数種類の弾性繊維を使用し、理想的な着圧を実現しています。

部位別に細かく分けて、着圧値を徹底的に測定。

部位別に細かく分けて、
着圧値を徹底的に測定。

つくられた製品は機械で引っ張って、部位別に着圧強度をコンピュータで細かく調べます。この測定機の導入も「患者さんの苦痛を和らげることができれば、設備投資は惜しまない」という佐藤社長の考えがあるからこそ。医療機器を生産する会社ならではのこだわりが光ります。

本藍染めシリーズは、東光社員が一本一本染色。

本藍染めシリーズは、
東光社員が一本一本染色。

編機で形作られた製品は、本社近くの藍染工房で社員が一本一本丁寧に染め、最後に縫製。染めている最中は緑がかった色で、洗うと鮮やかな青色になるのが藍染めの興味深いところ。同じ商品は二つとないのが手染めの魅力。絞り染めなど、ユニークな表情が楽しめます。

藍染弾性生地製品 - 東光(徳島県)

医療機器メーカーならではの
高い機能性に鮮やかな青色。
履く人が楽しくなるシリーズ。

2016年に開催された第22回靴下求評展にて経済産業省製造産業局長賞を受賞した藍染弾性生地製品シリーズ。女性用ストッキングから医療用弾性ストッキング、衣類のパイオニアだからこそ満足度の高い履き心地を実現。加えて、阿波藍の風合いが見た目に楽しく、サポーターに新しい魅力を追加しました。
本藍染ふくらはぎサポーター、マラソンなどのスポーツに最適な本藍染ゲイター、本藍染レギンス。

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