江戸中期から伝わる阿波藍で使うほどに味わい深い日常使いのアイテムを作りたい江戸中期から伝わる阿波藍で使うほどに味わい深い日常使いのアイテムを作りたい

AWA AI Leather 絹や(徳島県)

日本人の感性に響く深い
JAPAN BLUE を表現

「藍」の生産一大拠点。徳島県の中心を流れる吉野川が氾濫することで、氾濫前に収穫が見込める藍栽培が始まり、暴れ川「吉野川」が運ぶ肥沃な土地が藍の生育に適し、日本の藍の中心地になったと言われています。

徳島市内の藍の積み場に近いことで名付けられた藍場町近くに本社を持つ「絹や」は、平成24年で創業100年を迎えた老舗の和服・和装小物製造メーカー。日本の藍の源流といわれる「阿波藍(あわあい)」を使った製品も多数製造してきました。「ただ藍染めは繊維製品が中心で、用途的に制限があり、幅広く普段持ち歩ける“手の中にいつもある藍製品”のようなものがあれば良いのにと思ったんです」と、「絹や」代表取締役の山田明弘さん。

そこで登場したのが天然皮革。昔は武士の革の甲冑を当時の草木染めの技術で染めていたことに着眼し、「それなら現代でもできるはず」と閃いたのです。染色にあう革を選定するところから難航しましたが、徳島の藍染の専門家と協力しあい、共同で研究を重ねて試行錯誤の末に天然皮革の藍染めを実現。染色の処理に藍が染まりやすいような行程を加えて「天然灰汁発酵建て」で染めあげました。

「藍染めは色の濃度によってそれぞれ名前が付いています。藍の色は天然染色が持つアースカラー。日本人の自然に対する価値観を革に表現しました」。日本人の感性に響く深い“JAPAN BLUE”。使いこむほどに愛着がわく革アイテムに「和の心」が宿り、従来にない新しい表情を放っています。

株式会社 絹や

〒770-0831
徳島県徳島市寺島本町西2丁目35-1
Tel.088-622-1745
http://www.wa-kinuya.com

藍の原料「すくも」は藍葉から8ヶ月かけて作られます

藍の原料「すくも」は
藍葉から8ヶ月かけて作られます

3月の大安の日を選んで藍の種は苗床に捲かれ、成長した藍葉は7月と8月の年2回、刈り取り。刈り取った葉は裁断機にかけられ藍葉と茎に分けられ、天日で乾燥して保存。その後、寝床に入れ藍葉に水を何度も打ち混ぜて自家発酵させ、「すくも」を作ります。

江戸時代から藍染めを担った阿波の藍は“日本の藍”

江戸時代から藍染めを担った
阿波の藍は“日本の藍”

5世紀に日本に入ってきた藍染めは、江戸時代中期から徳島が一大生産地に。現在、日本のすくもの95%は徳島で生産され、原材料を栽培~加工~すくも(染料)~染色まで全行程ある地域は世界的にも希少。

革の質感と天然染色が調和した美しい日本の色を日常に

革の質感と天然染色が調和した
美しい日本の色を日常に

藍染の原料となる「すくも」を伝統的な天然染色技法「天然灰汁発酵建て」で革を何度も染液に浸し、1枚1枚丹念に職人の手で染めあげた深い藍。革の質感と天然染色が調和した新しい色合いが日常のアイテムとして誕生。

AWA AI Leather - 絹や(徳島県)

染めの濃度を2段階に設定し、
自然の表情に基づいた名前で
個性あふれる2色を展開。

自然な藍の深い美しさを堪能できる「藍」と、ソフトな色味でカジュアルな表情を持つ「浅葱」。染めの回数によって異なる2色をラインナップ。
ストラップ、キーホルダー、キーケース、ペンケース、コインケース、名刺入れ、カードケース、長財布(長財布とコインケースは藍のみ)

PRODUCTS - 2019

PRODUCTS - 2018

PRODUCTS - 2017

PRODUCTS - 2014

PRODUCTS - 2013