技に自信があるから大胆な挑戦も楽しい技に自信があるから大胆な挑戦も楽しい

リンクルタイ 財木(京都市)

京都市西陣地区は、和装織物だけでなくネクタイの産地でもあります。その繊細な織りの技術には定評があり、大手百貨店などで販売されている有名ブランドのネクタイには、実は、西陣で生産されているものが多くあります。

西陣織元である株式会社財木でも、昭和6年からネクタイを製造してきました。代表の財木祥次さんは、ピーク時には年間18万本ものネクタイを世に送ってきたそうです。「ネクタイ製造は時季ごとに細かな注文が入る難しい業界です。その技術のわりには、西陣産のネクタイとは気づかれにくく、残念でした。ものづくりは、裏側にあるものが見えにくいのです」。

そんな財木さんは、5年前にオリジナルブランド『ZAIKI』を立ち上げます。「消費ニーズがなければ、せっかくの技術も使えません。伝統を守るために、需要のあるものに積極的に挑んでみようと思ったのです」。

『ZAIKI』のリンクルタイには、通称“お召(めし)織(おり)”と呼ばれる西陣伝統のしわ加工が施され、シルクの光沢感が角度によってさりげなく変化。シルエットを細身にし、シンプルで斬新なカジュアル感を取り入れることで、それまで高級ネクタイのイメージが強かった西陣ネクタイに、若い消費者を呼び込みました。デザインは財木さん自身が担当。日々、流行を楽しみながら考えているそうです。

株式会社財木

〒602-0018
京都府京都市上京区上御霊前通室町西入玄蕃町34
Tel.075-441-1652
http://www.zaiki-kyoto.com/

洋装化に対応できる織機をいち早く導入

洋装化に対応できる
織機をいち早く導入

財木は、西陣産地ではまだ少なかった頃にレピア織機を導入し、布幅の広い洋品にも対応。西陣織は、和装以外にも金襴(きんらん)、緞帳(どんちょう)、化粧まわしなど多方面に需要があります。近年では徐々に西陣ブランドが見直され、アパレル関係から洋品のオーダーも増えつつあります。

分業体制が西陣の流儀織元はその最終仕上げ

分業体制が西陣の流儀
織元はその最終仕上げ

西陣織には、作業工程ごとに職人がいます。「糸商(いとしょう)」、「染色」、「整経」、「紋(もん)意匠(いしょう)」など各工程を担うそれぞれの専門職人たちによって、西陣織の高度な技術は引き継がれてきました。織元はその最終工程である「製織(せいしょく)」を担っています。

リンクルタイ - 財木(京都市)

先人に敬意を表し冒険心も忘れない
新時代のダンディズム

高品質の西陣ネクタイが、オリジナル性の高いデザインで生まれ変わりました。遠目にはカジュアルですが、西陣伝統のしわ加工とシルク素材によって大人の品格も損ないません。
左から、縦に2色を配置したスタイリッシュな柄、サークルモチーフ、しわの個性が活きる格子柄、縦に並ぶドット。
女性アドバイザーの意見を取り入れ、ギフトボックスもおしゃれに仕上がっています。

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