「絵になる」伝票でコミュニケーションの温度を上げられたら「絵になる」伝票でコミュニケーションの温度を上げられたら

FOLDER PRODUCTS 小倉印刷(兵庫県)

高度で繊細な「複写伝票」の技術が生んだ
ハイセンスなステーショナリー

使い終えた後もキャビネットに並べておきたくなるスタイリッシュさ。しゃれたショップのレジに置かれても絵になるようなアイテムが、FOLDER PRODUCTSの伝票です。生みの親は、領収書や納品書といった複写伝票の印刷を得意としてきた昭和40年創業の小倉印刷。

「印刷職人だった祖父が長屋に小さな印刷機1台を入れて創業したんですが、営業を担当していた祖母に聞くと、“よそが嫌がる仕事を拾おう”というのがモットーだったそうです」。そう語るのは社長の小倉敬司さん。

その「よそが嫌がる仕事」の最たるものが複写伝票。重なる複数枚で印刷がぴったり合っていることが必須なうえ、薄い紙に刷るためヨレやすいという難易度の高い仕事です。地場の印刷関連会社の下請けを多数受注するようになった小倉印刷は、ナンバリングやミシン目の入る複雑な伝票も、効率よく印刷できる技術を独自に開発するなど、地道な努力を続けてきました。そして小倉さんは三代目としてご自身が入社した平成22年以降を、「第2の創業期」と表現します。とくに EC サイト「e 伝票ドットコム」を立ち上げて以来、小倉さんの胸の内にあったのが「自社ブランドを作りたい」という思いでした。

「複写伝票って、高度な印刷技術が要求されるわりに、ものの印象が薄くて地味なせいか、雑に扱われがちです。だからもっと社員が誇りや愛着を感じられて、使い手にも大切にされるようなものを作りたかったんです」。

そんな思いで作り上げたFOLDER PRODUCTSの伝票類は、上質感のあるしっかりした表紙のついた作りで、お店や企業の印象もぐんと格上げされそうです。

「電子化が進んでも、紙と手書きの良さは失われず残っていくはず。これからもコミュニケーションの温度がちょっと上がるようなものを作っていきたいですね」。

小倉印刷株式会社

〒671-0253
兵庫県姫路市花田町一本松401-1
Tel.079-252-6375
https://www.e-denpyou.com

繊細な複写伝票の印刷は前工程も丁寧に。

繊細な複写伝票の印刷は
前工程も丁寧に。

「うちの強みは、働く人の腕です」と胸を張る小倉社長。繊細な複写伝票印刷においては、すべての工程を丁寧に行うことが求められます。たとえばノーカーボン紙と呼ばれる特殊紙を、できるだけきっちり積み上げて給紙口に置く、という印刷前の準備も仕上がりを左右する重要ポイント。

機械の調整には熟練印刷工の経験と勘が。

機械の調整には
熟練印刷工の経験と勘が。

印刷するものに合わせて、その都度機械を調整し、用紙の送りなどをコントロールすること。これが伝票印刷でとくに重要な部分。この調整作業を的確に、それでいて手早く行えるのが熟練の証。ミスを少なく、効率よく量をさばけるようになるまでには、相当の経験が求められます。

上質感のある無線綴じもおまかせ。

上質感のある
無線綴じもおまかせ。

FOLDER PRODUCTSの製品は、伝票類にはめずらしい無線綴じで、文庫本と同じ仕上げです。印刷とミシン目入れをほどこした用紙が束になると、裁断し、背にのりづけして表紙を付ける作業に進みます。ここの工程を担当するのは工場長をはじめとするベテランだとか。

FOLDER PRODUCTS - 小倉印刷(兵庫県)

シンプルで汎用性の高い
FOLDER PRODUDTS第一弾は
領収書と注文書の2タイプ。

同ブランドが放つ、ありそうでなかったしゃれたテイストの複写伝票は、各シートにミシン目入りで、表紙カラーが選べるのがポイント。さまざまな業種で使える汎用性の高いシリーズです。型は2タイプで、No.1が領収書、No.2が注文書。
今後も、「紙+手書き」が有用なコミュニケーションの場面を発掘し、ふさわしい製品を提案していきます。

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