紀州備長炭が持つ多彩な魅力を広く発信していきたい紀州備長炭が持つ多彩な魅力を広く発信していきたい

紀州備長炭オブジェ セレネ(和歌山県)

暮らしに手軽に取り入れたい
「黒いダイヤモンド」の生活雑貨

「炭焼きの窯を訪ね歩いて、紀州備長炭のことを知れば知るほど、その素晴らしさに魅せられてしまって。同時に、地元出身の私でさえこんなにも備長炭のことを知らなかったぐらいだから、県外の人は推して知るべしだなと思い、ならば自分がその魅力の伝え役になりたいと考えたんです」。そう語るのはセレネ代表の岡本泰宏さん。平成10年に創業した当初は、健康食品を扱う会社でしたが、ある時、取引先から「紀州備長炭を扱えないか」との問い合わせが入りました。水や空気を浄化する作用があり、健康効果の高い紀州備長炭は、燃料としての用途とは別の意味で、自然派生活を志向する人々やお店から支持されてきた存在。その一方で、産地を偽装したものも多く出回り問題視されていました。「本物を伝えなければ」という使命感に目覚めた岡本さん、やがて事業の主軸を食品から炭に移していきます。これまで作ってきた炭の加工品は、スイーツに石鹸に調味料にインテリア雑貨に、ともう何百種に及ぶほど。とくに食品においては「炭入り」を提案してきた先駆けで、黒い「炭モンブラン」はテレビに取り上げられ話題になりました。

紀州備長炭をそのまま削って磨き上げたカトラリーも10年来作っている作品。原木の個性が活きていて、ひとつひとつ表情が違います。つややかに光っているのは、表面を磨くことによって炭自体が放つ光沢で、塗装は一切ほどこしていません。だからカトラリーとして使うほかに、オブジェとして飾ったり、飲料水に入れて水質を浄化したり、白米を美味しく炊くために炊飯器に入れるなどの使い方も可能。「ほかにも、炭をお風呂に入れると温浴効果が高まるし、揚げ油をきれいにする力もあるんですよ」と知られざる効果を教えてくれる岡本さん。紀州備長炭への愛はとどまるところを知りません。

有限会社セレネ

〒649-6245
和歌山県岩出市中島572-12
Tel.0736-69-5555
https://shop.selene-jp.net/

炭焼き職人が丹精込めた本物だけを仕入れ。

炭焼き職人が丹精込めた
本物だけを仕入れ。

セレネは、和歌山県内にある複数の炭焼き窯と提携。ふつうの黒炭が700~800℃で焼かれるのに対し、紀州備長炭は原料のウバメガシを1000℃以上の高温で焼くことで、芯まで焼き締まった、火持ちのいい最上級の炭になります。「窯出しの炎は本当にきれいで、ぜひ見ていただきたいです」と岡本さん。

適度にカットした備長炭をサンダーで削って成形。

適度にカットした備長炭を
サンダーで削って成形。

「黒いダイヤモンド」の異名を持つ紀州備長炭は、鉄鋼並みの硬度がありますが、落とせば割れるというガラスのような性質を持ちます。カトラリー作りは、まず炭を適度なサイズにカットしてから、サンダーでシルエットを削り出します。炭の節や「ス」の位置に注意して削るのがコツ。

サンドペーパーで磨き上げてつやを出す。

サンドペーパーで
磨き上げてつやを出す。

シルエットを削り終えると、耐水性のサンドペーパーを用い、炭を水で濡らしながら磨き上げます。ペーパーの番手を徐々に細かいものに変えていくと、次第につやつやに。「磨くだけで炭がこんな艶を放つなんて、最初に知った時は感動しました」と岡本さん。

紀州備長炭オブジェ - セレネ(和歌山県)

浄化効果の高い紀州備長炭を
デザイン雑貨のように
気軽に楽しんで。

さまざまな健康効果を持つ紀州備長炭を、しゃれたカトラリーのような形状にしました。キッチンやダイニングに限らず、ランドリーやバスルームやベッドルームなど、暮らしのさまざまな場面で活躍します。ただし洗剤の使用は、洗剤液の成分が内部に浸透してしまうのでNG。煮沸消毒することで、繰り返し気持ちよく使えます。

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