熊野の香り
株式会社エムアファブリー(和歌山県)
とことん“天然”にこだわった
心に染み入る熊野の森林の香り
平成18年7月、和歌山県新宮市内の商業施設にリラクゼーションサロンを開業したエムアファブリー代表取締役の竹原真奈美さんと取締役の堀由起さん。アロマの施術をするうちに、化学物質を含まない天然のアロマオイルを地元の和歌山県産の原料で作ろうと考えたそうです。
「平成24年にわかやま農商工連携ファンドに採択され、地元の森林組合と連携しながら商品開発を進めることができました」と堀さん。地元産業を元気にしたいと熊野杉を使うことを決めていましたが、実際に森に入って初めて、ひと口に熊野杉といってもたくさんの種類があることを知ったといいます。
「いろいろな熊野杉で実際にアロマを抽出してみると、生葉の香りがよくてもオイルにすると青臭くなるなど、予想外のことが多く、苦戦しました」と代表の竹原さん。試行錯誤の結果、柑橘系の香りが特長で、生葉のままの香りが抽出できる熊野芝原杉を商品化。おおらかで明るい和歌山の空気感が詰まったアロマオイルとなりました。
エムアファブリーでは、混ざり気のない香りにこだわり、原料となる木は一本一本手ノコで引いています。チェーンソーで伐採すると、機械油の臭いが混じってしまうからだとか。葉を収集するのも選別も全て手作業です。
「大学との研究から、熊野産の杉・ヒノキ・クロモジの香り成分には様々な有効成分が含まれていることもわかりました。熊野の香りをお客様にお届けすることで、心と体の両方から健やかで豊かな生活をサポートしていきたいですね」。
一枝ずつハサミで葉を収集し
水蒸気蒸留法で抽出
手間のかかる作業を積み重ねて、丁寧に商品をつくっていくエムアファブリーのアロマ製法。抽出されたオイルからは、開放感あふれる和歌山の森の風景が香りとともに広がってくるよう。五感の中で唯一直接脳に作用する「嗅覚」は、忘れかけていた懐かしい情景を思い起こさせてくれます。
オイルもウォーターも
シーンに合わせて香りを楽しむ
オイルはディフューザーで楽しむ他、木や布にしみこませて玄関や寝室に置いておけば、ほんのりナチュラルな香りが漂います。ウォーターは来客時やリフレッシュしたいときにシュッとスプレーするだけで、お部屋の空気感が変わります。スギ、ヒノキ、クロモジという熊野の森の香りが、忙しい毎日にホッとする時間を届けてくれます。
スタッフは全員、アロマオイルの製造から施術まで、一通りの業務を経験。自分たちで作ったアロマオイルの感想をサロンで直接お客様から聞けるのもモチベーションになっているそう。
株式会社エムアファブリー
〒647-0053
和歌山県新宮市五新1-21
Tel.0735-22-0662
http://m-affably.com
熊野の香り
木箱入りアロマオイル容量5ml: | 熊野杉Shibahara・熊野ヒノキ枝葉・熊野ヒノキ 熊野色川ヒノキ・熊野クロモジ |
フローラルウォーター容量50ml: | 熊野杉Shibahara・熊野ヒノキ枝葉・熊野ヒノキ 熊野色川ヒノキ・熊野クロモジ |
バーム容量20g | |
バスエッセンス容量30g |