エンドユーザーの心に響くものを考えること。それは未来を創るトライエンドユーザーの心に響くものを考えること。それは未来を創るトライ

ピクニックラグ「crep」 山陽製紙(大阪府)

工業用クレープ紙から生まれた
暮らしを楽しむデザイン雑貨

軽量でありながらしっかりした強度とコシ。洗練された小粋なプリント柄。手にしたとたん、おしゃれにピクニックを楽しむ光景が目に浮かぶ、ありそうでなかった再生紙のレジャーシート。元を正せばセメント袋の口縫い用テープや、電線類を包装する紙として使われていた素材です。

昭和3年に広島で紙の販売会社として創業した山陽製紙株式会社は、昭和26年に泉南市に大阪工場を設立し、古紙を再生した工業用紙でシェアを築きました。しかし時代の流れとともにマーケットは縮小。そこで同社では次世代の基盤を作るため、平成26年に専務の原田千秋さんをリーダーにマーケティング部を結成。以来社員の声を集め、自社オリジナル商品によるBtoC市場開拓に力を入れ始めました。

企業から出るオフィス古紙再生プロジェクト「ペルプ」や、消臭・除湿効果のある梅炭をすき込んだ紙雑貨「スミデコ」などユニークなブランドを放ってきた同社。平成28年初めに工場から出るクレープ紙端材を使ったレジャーシート「御座シート」を作りますが、大阪で活躍するプロダクトデザイナー福嶋賢二さんとの出会いを機に、この商品が思わぬ展開を見せます。福嶋さんの案で名称を「ピクニックラグ」に変え、月1回の開発会議でディスカッションを重ねて柄やパッケージも刷新。生まれ変わった商品は、初出展したインテリア展示会で予想以上の受注を獲得し、端材だけでは生産が間に合わなくなるほど。

「商品の見え方を変えるだけで、これだけ反応も変わるということを実感しましたし、直接エンドユーザーの手に届くものを作っていることで、工場スタッフの意識もより高くなりました」と話すのは工場長の中野さん。100年企業をめざす山陽製紙の未来を創るトライはまだまだ続きます。

山陽製紙 株式会社

〒590-0526
大阪府泉南市男里6-4-25
Tel.072-482-7201
https://www.sanyo-paper.co.jp

限られた資源を大切に使い循環型社会に貢献。

限られた資源を大切に使い
循環型社会に貢献。

豊富な地下水に恵まれた泉南の環境と、1 万 400 ㎡と甲子園球場よりやや小さいものの、広大な敷地が山陽製紙の強み。バージンパルプを極力使わない紙づくりを特徴とする同社には、問屋を介し毎日約 30 トンもの古紙が運び込まれます。ピクニックラグの原料には、茶色いクラフト系古紙を使用。

クラフト系古紙と水を攪拌しクレープ紙原料を準備。

クラフト系古紙と水を攪拌し
クレープ紙原料を準備。

製紙のプロセスは、まずクラフト系古紙をミキサーのような機械に入れて水と攪拌するところから。これを数回に分けてふるいにかけ、ゴミや異物を取り除いて原料タンクに溜め、水濡れ強度を高める薬剤を加えます。続いて「円網多層式」で繊維を漉き、2層を重ねて紙にする工程へ。

裏にポリラミネート加工をほどこし耐久性をアップ。

裏にポリラミネート加工を
ほどこし耐久性をアップ。

熟練の技で表面に凹凸を加えたクレープ紙は、協力会社にて裏にポリラミネート加工をほどこしてから印刷工程に回します。水への耐性を高める薬剤の働きで、使用中に飲み物をこぼしたり、濡れたりしても、乾かすことで繰り返し使える品質を実現しました。

ピクニックラグ「crep」 - 山陽製紙(大阪府)

S、M、L の3 サイズ展開で、
おひとりさまからご家族まで対応。
シーンに合わせて柄を選ぶ楽しみも。

「スタンダード」と「コラボレーション」の2ラインで商品展開。写真上段(左から:「スタンダードL/ストライプ」、「スタンダードL/フラワー(※1)」、中段左から:「スタンダードM/リーフ」、「スタンダードM/フラワー(※2)・ボーダー」、下段左から:「スタンダードS/チェック」、「スタンダードS/カモフラージュ・ボーダー」
(※1)「スタンダードL/フラワー」につきましては、取り扱いが終了しております。
(※2)「スタンダードM/フラワー」につきましては、在庫限りとなります。

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