三日月大造委員「琵琶湖を知ろう うみのこ親子体験航海事業」(令和4年8月17日)
関西広域連合 三日月大造委員(滋賀県知事)からのメッセージ
「琵琶湖を知ろう うみのこ親子体験航海事業」
皆さんこんにちは。滋賀県知事の三日月大造です。
この夏は全国的に気温が平年を上回り、関西でも8月当初に鳥取県内で観測史上最高気温を記録するなど、厳しい暑さが続いています。一方で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大についても予断を許さない状況ですので、熱中症に注意しつつ、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
滋賀県の夏と言えば、琵琶湖でのレジャーです。琵琶湖にはいくつものビーチがあり、「湖水浴」は滋賀県民が幼い頃から親しむレジャーの一つです。さらに、水上や湖畔でのアクティビティを体験したり、山上の展望スポットから眼下に広がる琵琶湖を堪能したりと、様々な視点・角度で琵琶湖の夏を存分に体感してみてはいかがでしょうか。
関西広域連合では、その琵琶湖において滋賀県立びわ湖フローティングスクールと共同し、学習船「うみのこ」親子体験航海という事業を平成28年度から実施しています。学習船「うみのこ」は滋賀県で昭和58年から実施している環境学習の舞台となっている船であり、毎年滋賀県のすべての小学5年生がこの船で体験学習を行っています。この「うみのこ」を活用した当事業では、関西広域連合参加府県市の小学3、4、5年生の親子を対象に広く参加者を募り、親子のふれ合いの場を提供するとともに、生き物の観察などを含むびわ湖学習を通じて、世界有数の古代湖であり、人との関わりの中で多様な文化を育んできた琵琶湖の魅力を感じていただく交流型環境学習となっています。
乗船人数をコロナ禍以前の約半分に制限し、今年度は3回の航海を計画しています。7月23日(土曜日)に第1回の航海を無事に終え、30組60名の親子に「うみのこ」に乗船いただきました。参加者アンケートでは「救命胴衣を着たり、湖の子カレーを食べたり、水質について学習したりと、内容が盛りだくさんで有意義な一日を過ごせました。」、「コロナが急拡大するなかでも、スタッフの方のお仕事により、安心して乗船でき楽しく学べました。子供も、大人も大変満足しており、琵琶湖への関心が高まりました。また遊びに来たいと思います。」、「これだけ大きな湖でも一人ひとりの努力で水質の改善につなげていけることが実感できました。」などのお声をいただいており、非常に充実した乗船体験を提供できたのではないかと感じています。
第2回8月20日(土曜日)、第3回9月23日(金曜日)の航海でも楽しい思い出となる乗船体験を提供できるよう、最善を尽くしてまいります。募集期間は終了しましたが、航海の内容等は関西広域連合のホームページに掲載しています。
URL:https://www.kouiki-kansai.jp/koikirengo/jisijimu/kankyohozen/index.html
当事業は琵琶湖を舞台にした環境学習ですが、環境を大切に、環境にやさしくといったことは、琵琶湖だけでなく、皆さんの地元の地域においても同じことと思います。
山や川、また、都市部でも公園などの身近なところにも自然はありますので、1人ひとりが地域の環境に関心を持ち、守っていくことの大切さを感じていただき、身の回りの自然に目を向けて自然や環境と関わるきっかけとしたり、より一層関わることにつながればうれしく思います。
一緒にがんばりましょう!
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