西脇隆俊副広域連合長「石川県との連携・協力、北陸支援について」(令和6年2月9日)

関西広域連合 西脇隆俊副広域連合長(京都府知事)からのメッセージ

「石川県との連携・協力、北陸支援について」

 

 

  副広域連合長の西脇です。

 

  はじめに、元日に発生しました令和6年能登半島地震によって、多くの方々がお亡くなりになられました。また、その翌日には、被災地に支援物資を輸送しようとしていた海上保安庁機と日航機の衝突事故により海上保安庁の隊員5名がお亡くなりになられました。お亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表します。被災地では、断水、停電、道路の寸断と大変厳しい状況の中で、避難生活を余儀なくされている方々が多数おられます。被災されたすべての方々に、心からお見舞い申し上げます。

 

  京都府と石川県とは、ともに伝統文化を大切に保存・継承してきたことなど共通点が多く、昨年12月に文化の振興に関する連携協定を結びました。この協定は、両府県が文化の振興や食文化の発信、伝統工芸の継承などに連携・協力して取り組むとともに、他の共通する課題について相互連携関係を構築し、両府県のさらなる発展につなげることを目的としています。例えば、学芸員や文化財修理の技術者が交流することでお互いにレベルを高めていくなど、取り組むことはたくさんあると思います。

 

  また、この度の地震により、石川県においては、輪島塗を含む伝統産業や酒造、観光などが大きなダメージを受けており、復興に向けては、経済的な活力が不可欠です。観光面においては、北陸地域への送客を促す施策について考えたいと思っており、今後、国の「北陸応援割」の活用などにより、北陸地域の産業再建に向けて取り組み、復興の支援につなげたいと思っております。
  そして、関西広域連合としても、観光分野での北陸支援の取組について構成府県市への呼びかけを検討したいと考えています。

 

  文化の振興や周遊観光は、被災地の復興あってのものです。一日も早い復興のためには、被災者の目線を持って継続的に支援することが重要です。関西広域連合として、被災者に寄り添った息の長い支援ができるよう力を尽くしたいと存じますので、関係の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

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