齋藤元彦委員「スポーツの力で関西を元気に」(令和5年10月6日)

関西広域連合 齋藤元彦委員(兵庫県知事)からのメッセージ

「スポーツの力で関西を元気に」

 

 

  兵庫県知事の齋藤元彦です。朝晩に涼しさを感じる季節になりました。本格的な “スポーツの秋”が始まります。先月、プロ野球のセ・リーグで阪神タイガースが、パ・リーグでオリックス・バファローズが見事、リーグ優勝を果たしました。
  関西を本拠地とする球団が両リーグを同時に制するのは1964年の阪神タイガースと南海ホークス以来、59年ぶりの快挙であり、地元では多くのファンが歓喜に沸きました。

 

  さて、両球団と兵庫県には深いつながりがあります。
  阪神タイガースは1935年の創設。読売ジャイアンツに次いで2番目に長い歴史をもつ球団です。西宮市の甲子園球場を本拠地として、地元兵庫、関西はもちろん、全国的な人気を誇ってきました。今シーズンは、兵庫県出身の選手たちが攻守の要として光る活躍をみせてくれたことも、県民にとって大きな喜びでした。岡田監督の名采配が、目の肥えた“虎党”たちの心をがっちり掴み、チーム力で掴んだ18年ぶりの優勝だったのではないでしょうか。
  また、パ・リーグ3連覇を成し遂げたオリックス・バファローズといえば、思い出されるのは、阪神・淡路大震災が発生した1995年、96年のリーグ連覇です。当時、神戸を本拠地としていたオリックスは、「がんばろうKOBE」を合言葉に奮闘され、96年には初の日本一にも輝きました。当時、私は学生でしたが、イチロー選手の活躍を含め、いまも脳裏に焼き付いています。
  59年ぶりの日本シリーズ「関西対決」の実現にも期待が高まるなか、兵庫・大阪の経済界と行政が連携し、両球団の優勝記念パレードの準備を進めています。球団の皆さんの健闘を讃えるとともに、多くの方たちと喜びをわかちあいたいと思います。

 

  さらに、今年はJリーグのヴィッセル神戸が首位に立ち、悲願のJ1初制覇にも期待が高まっています。
  兵庫県では、スポーツのもつ多面的な価値を地域活性化に繋げるため、今年度、スポーツ行政を教育委員会から知事部局に移管しました。新たな施策として、子どもたちがスポーツを身近に感じられる機会を創出するため、ヴィッセル神戸や、バスケットボールB2リーグで活躍する神戸ストークスとタイアップし、小中高生の無料招待などに取り組んでいます。これからも、スポーツの力で、地域を元気にしていきたいと考えています。

 

  10月6日には、万博会場から関西各地へのゲートウェイとなる「関西パビリオン」の起工式が行われ、11月30日にはいよいよ万博まで500日を迎えます。関西の盛り上がりを、万博の機運醸成に繋げ、地域の持続的発展を実現してまいりますので、ぜひご期待ください。

 

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