山下真委員「大阪・関西万博に向けた奈良県の取組について」(令和5年10月5日)

関西広域連合 山下真委員(奈良県知事)からのメッセージ

「大阪・関西万博に向けた奈良県の取組について」

 

  奈良県知事の山下真です。
  今回は、大阪・関西万博に向けた奈良県の取組について、紹介をさせていただきます。
  今から、ちょうど53年前、高度経済成長の真っ只中の昭和45年に、大阪万博が開催されました。日本の技術力や経済力を世界にアピールする場となり、日本の国際的な地位が向上しました。あれから50年余りの時を経て、「大阪・関西万博」が2025年、再び大阪で開催されることになりました。大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとして、2025年4月13日から10月13日までの184日間開催され、開幕まで残り600日を切っている状況です。
  奈良県でも開催に向け、準備を進めています。今年7月10日には、大阪・関西万博をテーマに県内の市町村長が一堂に会する「奈良県・市町村長サミット」を開催し、本県出身の河瀬直美事業プロデューサーや大阪観光局の溝畑宏理事長に講演いただき、県と市町村が団結して万博に取り組んでいくことを確認しました。さらに、大阪・関西万博への取組を強化するため、同月18日付けで万博推進室を設置しました。
  万博開催期間中の会場催事については、関西パビリオンの府県スペースに奈良県独自のスペースはございませんが、共通のスペースである多目的エリアや大関西広場等で出展を進めます。また、自治体参加催事として、奈良県が持つ「文化財」や「祭事」、「食」などを発信する企画を検討しています。さらに、河瀬直美事業プロデューサーのパビリオンとも連携し、来場者に対し本県の魅力を伝える取組を実施します。
  今年11月30日には、万博開幕500日前を迎え、入場チケットの販売が開始されます。この機会を生かして、奈良県では開幕500日前プロジェクトとして、平城京天平祭などの県実施イベントでPRブースを設置したいと思います。また国内のみならず、9月23日から韓国の忠清南道で開催されている「大百済典」でもブースを設置し、万博のPRをしました。私自身も、現地で万博のトップセールスを実施してきました。また、10月25日から中国の山東省臨沂市で開催されます「東アジア地方政府会合」においても、万博のPRを実施する予定です。
  約2,800万人の来場者が見込まれている万博が関西で実施されることは、大阪・関西、そして奈良県の魅力を世界に発信する絶好の機会であると考えます。万博会場で魅力的な催事をすることはもちろんのこと、奈良県への誘客促進や機運醸成に挑戦していきます。
  大阪・関西万博で、世界中の人々とつながる素晴らしい体験ができるように、関西が一丸となって盛り上げていきましょう。

 

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合本部事務局企画課

〒530-0005
大阪市北区中之島5 丁目3 番51号
大阪府立国際会議場11階
電話番号:06-4803-5587 ファックス:06-6445-8540

本部事務局企画課へのお問い合わせはこちら