永藤英機委員「『文化の力で関西・日本を元気に』宣言を受けて」(令和5年7月25日)

関西広域連合 永藤英機委員(堺市長)からのメッセージ

「文化の力で関西・日本を元気に」宣言を受けて

 

皆さん、こんにちは。堺市長の永藤英機です。
堺市長として2期目を迎え、大阪府をはじめ他の自治体や民間企業・団体など関係する皆様と連携を深め、堺はもちろん関西全体の成長・発展につなげたいと考えています。引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

さて、関西広域連合は7月20日、文化庁および関西経済連合会と共同で「文化の力で関西・日本を元気に」を宣言しました。文化庁の京都移転を契機として、「文化芸術立国」の実現に向けてオール関西で取組が進むことを期待しています。

 

堺市には4年前の2019年7月に世界文化遺産に登録された「百舌鳥・古市古墳群」があり(百舌鳥古墳群は堺市、古市古墳群は羽曳野市・藤井寺市)、古墳の築造時に培われた鉄の加工技術は現在の堺刃物や自転車産業にも結び付いています。

 

また、中世の時代には堺は国際貿易都市として「黄金の日日」と称されるほどに繁栄を極めました。堺生まれの千利休は茶の湯を大成し、その精神性や美意識は現代の日本人にも大きな影響を与えています。

 

さらに、堺市はアール・ヌーヴォーの代表的画家であるアルフォンス・ミュシャの世界有数のコレクションを有しています。貴重なコレクションの数々は「カメラのドイ」で知られる株式会社ドイの創業者・土居君雄氏が収集した作品が中心で、お亡くなりになった後にご遺族により土居夫妻が新婚時代を過ごした堺市に寄贈されました。

 

「堺 アルフォンス・ミュシャ館」では、ミュシャの初期から晩年に至るまでの作品を年3回の企画展にて展示しています。7月30日までは「味覚」や「聴覚」、「嗅覚」などにまつわる企画展「おいしいミュシャ5感であじわうアール・ヌーヴォー」(https://mucha.sakai-bunshin.com/event/mucha2023ex1/)を、8月5日からは「芸術の力でチェコとスラヴ民族の団結に貢献したい。」という壮大な夢を実現していくミュシャをテーマにした新たな企画展「アルフォンス・ムハ モラヴィアン・ドリーム」(https://mucha.sakai-bunshin.com/event/mucha2023ex2/)を開催します。この夏休みは、ぜひご家族ご友人と「堺 アルフォンス・ミュシャ館」にお越しになり、アール・ヌーヴォーの世界を体感してください。

 

最後に、今年10月28日、29日には「G7大阪・堺貿易大臣会合」が開催されます。会議は大阪府立国際会議場で、各国大臣の社交行事等は堺市で実施される予定です。
会合当日には、歓迎レセプションや政府主催の公式行事などを通じて、堺や南大阪の文化や地元産品、食など豊富な魅力をお越しいただいた各国の大臣や政府関係者、国内外のメディアに発信します。
G7大阪・堺貿易大臣会合や2025年大阪・関西万博等の絶好の機会を通して、堺市としても文化資源を積極的に活用して「文化の力で関西・日本を元気に」宣言に貢献できるように取り組みます。

 

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