吉村洋文委員「成長する大阪・関西のさらなる飛躍に向けて」(令和5年6月8日)

関西広域連合 吉村洋文委員(大阪府知事)からのメッセージ

「成長する大阪・関西のさらなる飛躍に向けて」

 

 

  大阪府知事の吉村洋文です。知事としての2期目がスタートしました。この新たな4年間、大阪府・大阪市が一体となって成長戦略に取り組むことはもちろん、関西広域連合の一員として構成府県市との連携を図りながら、大阪・関西の成長・発展に向けて取り組んでいきたいと思います。
  関西広域連合では、令和5年度より3か年計画である第5期広域計画(※)が始まりました。
  計画では「関西の経済発展」を強く打ち出し、関西の持続的な発展に向けて、「2025 年大阪・関西万博」や「ワールドマスターズゲームズ2027 関西JAPAN」の開催、ポストコロナ社会を見据えた新しいライフスタイルやデジタル化にも対応し、さらに、東京一極集中、SDGs、脱炭素社会の実現や大規模広域災害などの様々な課題に取り組んでいくこととしています。
  計画で掲げている将来像に「世界に開かれた経済拠点関西」があります。
  関西の産業競争力を更に強化し、国内外での存在感を高めるため、各地域の強みを束ね、国内外から「人・モノ・投資・情報」が集まり、持続可能な社会の実現に貢献し、世界に開かれた経済拠点“関西”をめざします。
  そのための取組みの一つとして、広域産業振興局では、関西経済連合会のご協力のもと、昨年11月から「関西広域産業共創プラットフォーム事業」を開始しました。域内の公設試験研究機関が連携し、中小企業の技術開発から事業化までを府県域を越えて支援します。引き続き、国立研究開発法人産業技術総合研究所をはじめ、域内の経営支援機関や大学・研究機関、金融機関等、多様な機関と連携・協力し、オール関西でイノベーションが生まれる環境の創出を図っていきます。
  また、関西の経済発展の起爆剤として期待しているのが2025年大阪・関西万博です。開幕2年前となる4月13日には夢洲で起工式があり、大阪府市と経済界等が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」や、関西広域連合が出展する関西パビリオンをはじめ、各国のパビリオン等の建設工事も始まるなど、目に見える形で万博に向けた準備が進んでいきます。さらに、今年度中には前売り券の発売やボランティアの募集開始も予定されています。
  2025年大阪・関西万博では、「未来社会の実験場」をコンセプトに掲げ、最先端技術が展示・活用されていくこととなり、これらの多くは、万博後のレガシーとして関西だけでなく、日本全体の経済成長の起爆剤になるものとなると考えています。とりわけ、万博のテーマである「いのち」に関わるライフサイエンスなどの未来医療、持続可能な社会に不可欠な水素等の次世代エネルギー、さらには、暮らしをより快適・便利にする「空飛ぶクルマ」などの新しい技術やサービスは関西への集積が進んでおり、関西の産業が大きく飛躍するきっかけになると考えています。このように、 新たな産業やサービス、経済を生み出し、社会課題の解決にも寄与する次世代に残る素晴らしい万博を実現させ、成長する大阪・関西の更なる飛躍につなげたいと思います。

(※)広域計画とは、広域連合が実施する事務を、総合的かつ計画的に推進するために、地方自治法第291条の7の規定に基づき策定するものです。

 

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