三日月大造広域連合長「『琵琶湖・淀川流域』の未来について考える」(令和5年3月6日)

関西広域連合 三日月大造広域連合長(滋賀県知事)からのメッセージ

「琵琶湖・淀川流域」の未来について考える

 

  皆さんこんにちは。関西広域連合長、滋賀県知事の三日月大造です。

 

  厳しい冬も終わりをむかえ、梅の香りとともに少しずつ春の陽気を感じるようになってまいりました。
  去る3月4日には、湖国滋賀への春の到来と観光シーズンの幕開けを告げる「びわ湖開き」が行われました。これから滋賀県・琵琶湖は華やかで美しい季節を迎えます。琵琶湖をはじめ滋賀を訪れる方をあたたかくお迎えし、滋賀、そして関西の観光を盛り上げていきたいと思います。

 

  さて、その琵琶湖を上流とする「琵琶湖・淀川流域」は、関西はもとよりわが国を代表する大流域です。その給水範囲は流域を越えて1,700万人におよび、関西の社会・経済・文化の基盤として、人々の暮らしや産業を支えています。

 

  関西広域連合では、来る3月20日に大阪府立国際会議場において「気候変動とどう向き合うか~琵琶湖・淀川流域を巡る治水・利水・そして自然環境保護のドラマ~」と題し、シンポジウムを開催します。
  関西広域連合においては平成25年の大規模自然災害の発生を契機として、平成26年に「琵琶湖・淀川流域対策に係る研究会」を設置し、流域が抱える様々な課題を整理するとともに、流域全体での取組などについて検討してきました。これまでの様々な取組や近年の地球環境の変化を踏まえ、流域の豊かな自然と人々の暮らしを守っていくため、一人ひとりができることについて、あらためて考える機会にしたいと考えています。

 

  プログラムの前半は、NHK「おはよう関西」に出演されている塩見泰子氏(気象予報士、防災士、健康気象アドバイザー)、森信人氏(京都大学防災研究所副所長、教授)、三和伸彦氏(滋賀県理事(琵琶湖政策・MLGs推進担当))の3氏による講演です。気候変動がもたらす琵琶湖・淀川流域の暮らしへの影響や、これまでの流域の取組などについて知ることができます。
  後半には、NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSAによる琵琶湖を守る環境保全活動の紹介、そして出演者によるトークセッションを行います。
  琵琶湖版のSDGsであるマザーレイクゴールズ(MLGs)を「からだ」で表現する「MLGs体操」の体験もあります。皆さんで楽しくからだを動かしましょう。
  また、流域の自然と暮らしを未来へつないでいく取組について紹介する展示「これからの琵琶湖・淀川流域~このドラマを紡ぐために~」も同時開催しますので、こちらも併せてご覧ください。

 

  そして、なんとシンポジウム会場には、細胞と水が一つになったことで生まれたふしぎな生き物、あの大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がやって来ます。ぜひご参加ください。

 

<シンポジウム概要>

○日時:令和5年3月20日(月曜)14:00~16:40 (開場13:00)
○場所:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)12階 特別会議場
          (大阪市北区中之島5-3-51)
           ※オンライン参加も可能
○申込:申込フォーム https://forms.gle/3ZsRQ16oE8w4jb817
           ※申込締切は令和5年3月10日(金曜)

 

  このシンポジウムをきっかけとし、琵琶湖・淀川流域の未来を守るため、一緒にがんばりましょう!

 

 

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