永藤英機委員「『G7大阪・堺貿易大臣会合』の成功に向けて」(令和5年1月20日)

関西広域連合 永藤英機委員(堺市長)からのメッセージ

「G7大阪・堺貿易大臣会合」の成功に向けて

 

 

皆さん、こんにちは。堺市長の永藤英機です。

 

新しい年を迎えてから早いもので20日が経ちました。

 

今年の干支は「癸卯(みずのと・う)」です。
「癸卯」には、「一つの物事が収まり、次の物事に移っていく段階」、そして、「これまでの努力が実を結び、成長や飛躍に向かう状態」という意味があります。

 

新型コロナウイルス感染症は今もなお私たちの暮らしや社会全体に深刻な影響を及ぼし続けていますが、令和5年はウィズコロナからアフターコロナを見据えて、新たなステージへと移行する重要な年になると考えています。

 

今年は日本がG7議長国を務め、10月28日、29日には大阪・堺で「G7大阪・堺貿易大臣会合」が開催されることが決定しています。これは「最高のおもてなしを提供できる都市」として大阪府と堺市が共同提案し、昨年秋に開催地として選定されたものです。

 

堺は中世の時代に国際貿易都市として「黄金の日日」と称されるほどに繁栄を極めた場所であり、この地で貿易大臣会合が開催されることは大変意義深いと感じます。

 

1600年の時を超えて、都市化が急速に進んだ現代においても奇跡的に存在する世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」や、その築造時に培われた鉄の加工技術から繋がる「堺打刃物」、さらには今も日本において重要な役割を担う自転車産業にも結びついています。

 

そして、堺に生まれた千利休が大成した茶の湯は、「一期一会」や「和敬清寂」をはじめとする精神性や、「わび・さび」といった美意識など、現代の日本人の生き方にも大きな影響を与えています。

 

主要7か国の大臣や政府関係者、各国の報道機関など大阪・堺にお越しになる多くの皆様をはじめ、国内外にその魅力を存分に発信できるように注力します。

 

さらに、都市ブランド力の向上や地域経済の活性化はもちろん、次の時代を担う子どもたちの国際感覚や多様性の意識の醸成にも波及させるなど、「2025年大阪・関西万博」の開催に向けて弾みをつけ、関西全体のプレゼンス向上や発展・成長にも貢献したいと考えています。

 

会合の成功に向けて万全を期して準備を進めますので、皆様の力強いご支援をいただけますと幸いです。

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