飯泉嘉門委員「「SDGs先進県」徳島の取組み」(令和4年12月15日)

関西広域連合 飯泉嘉門委員(徳島県知事)からのメッセージ

「SDGs先進県」徳島の取組み

 

 

  こんにちは。徳島県知事の飯泉嘉門です。

 

  「SDGs(持続可能な開発目標)」は、2015年に国連サミットで採択された、「17のゴールズ」と「169のターゲット」からなる2030年に向けた世界共通の目標で、「誰一人取り残さない」社会の実現を理念としており、「ポストコロナ新時代」における新たな価値観として、重要性が日増しに高まっています。そこで、今回は、「徳島版SDGs」の実装を掲げる徳島県の取組みについてご紹介したいと思います。

 

  SDGsの達成に向け、徳島県では、
1. 新たに制定された国の設置基準に即応した「国府支援学校」の整備や、年齢・性別・国籍を問わない全国初の県立夜間中学「しらさぎ中学校」開校などによる、「ダイバーシティとくしま」の推進

2. 国の本庁機能である「消費者庁新未来創造戦略本部」の開設や、コロナ禍でもリアルとオンライン「ハイブリッド方式」で開催してきた「とくしま国際消費者フォーラム」開催などによる、「新次元の消費者行政・消費者教育」の展開

3. 「水素グリッド構想の推進」をはじめとした、「徳島県版・脱炭素ロードマップ」に基づくGXの展開
など、全国に先駆けた「徳島ならでは」の取組みを進めてきました。

 

  そして、昨年10月には、都道府県初となる「一冊まるごと」本県のSDGsを特集した「FRaU S-TRIP徳島」が講談社から出版され、「サステナブルを学ぶなら徳島県」と全国から注目いただくとともに、この度、自治体と地元企業、メディアが連携した「新たな発信の仕組み」を生み出したことが評価され、「日本雑誌広告賞『広告賞運営委員会特別賞』銀賞」(ちなみに金賞は、リシュモン ジャパン株式会社 カルティエ)や「講談社メディアアワード2022」の「ダブル受賞」に輝きました。

 

「FRaU S-TRIP 徳島」について
https://www.pref.tokushima.lg.jp/sdgs/5051228/

 

  また、こうした機運の高まりを捉え、去る9月7日「産学官金労言」からなる「県内51の機関」を発起団体に、「官民連携組織」である「徳島SDGsプラットフォーム」を立ち上げ、「キックオフイベント」として、県内外の先進事例を共に学ぶ「設立記念フォーラム」を同時開催いたしました。

 

「徳島SDGsプラットフォーム」について
https://www.pref.tokushima.lg.jp/sdgs/7209454

 

  さらに、今後、県内の事業者の取組みを「見える化」し、先進事例の横展開や企業の価値向上を図るため、徳島ならではの「登録・認証制度」を構築することで、「オール徳島」でのSDGs推進を強力に展開して参ります。

 

  今後とも、県民・事業者など、あらゆるステークホルダーの皆様方と共に手を携え、「2030年SDGs達成」に向けた取組みを加速させるとともに、そのマイルストーンである「2025年大阪・関西万博」を成功に導けるよう、関西広域連合のチャーターメンバーとして積極的に取り組んで参ります。

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