門川大作委員「ウクライナ・姉妹都市キーウ市への支援の輪が広がっています」(令和4年9月30日)
関西広域連合 門川大作委員(京都市長)からのメッセージ
「ウクライナ・姉妹都市キーウ市への支援の輪が広がっています」
京都市長の門川大作です。
ウクライナ情勢は、7ヵ月が経過した今もなお、深刻な状況が続いています。
改めて、ロシア軍の即時撤退を強く求めるとともに、早期にウクライナの平和が回復することを祈念します。
京都市は、半世紀にわたり、首都キーウ市の姉妹都市として市民ぐるみの交流を深めてきました。こうした時こそ、姉妹都市としての役割を果たしたい。その思いで、いち早くキーウ市をはじめとしたウクライナに対する支援を開始。4月にクリチコ市長とのオンライン会談を行い、キーウ市から8000キロ以上離れていても、京都市民の心はキーウ市民・ウクライナ国民とともにあること、そして、あらゆる可能な支援を続けていくことを約束し、半年近くが経ちました。
この間、避難された方々を温かく受け入れ、支援を行っていくため、ネットワーク組織「ウクライナ・キーウ京都市民ぐるみ受入支援ネットワーク」を立ち上げ、市民ぐるみの取組を推進。京都市による支援に加え、生活や住居の支援から就学・就労支援など、幅広い民間企業、大学、日本語学校、経済団体、市民団体等に支援いただいており、こうした京都ならではの「地域力」と「市民力」が大きな役割を果たしています。多くの方々がキーウ市復興支援と避難者の受入支援に取り組まれておりますが、京都市に寄せられた支援金だけで、これまでに1億円を大きく超える寄付をいただいています。また、関西はもとより、全国の自治体とも情報共有し、連携した取組を進めております。
今後ともキーウ市への支援とともに、避難して来られた方々お一人お一人に寄り添った息の長い支援を続けていくことが必要であり、更に支援の輪を広げていけるよう、引き続き、連携を図りたく、よろしくお願いいたします。
次に、現在取り組んでいる「ウクライナからの避難者受け入れ支援」と「支援のための寄付金の募集」について紹介します。
【ウクライナからの避難者受け入れ支援】
ウクライナ・キーウ京都市民ぐるみ受入支援ネットワークにおいて、一元的な相談窓口を設けるとともに、一時滞在施設、住居や物資の提供、通訳(ウクライナ語)、就労、日本語学習の支援、避難者同士の交流会の開催、市民等が主催するイベントへの招待など、避難された方々が必要とする支援を行っています。住居については、京都市から市営住宅も提供しておりますが、民間の住居あるいは一時的な宿泊施設の提供も協力いただいております。また、多くの皆様からいただきました寄付金を財源に、生活支度金の支給を行っております。
なお、避難されてきた方は、9月22日時点で64人いらっしゃいますが、その7割を超えるのは学生さんです。大学生の学びを止めない。京都市立芸術大学の、ホームページに掲載した赤松学長のメッセージを読まれた学生さんも受け入れています。現在、手続き中の方もあり、毎週のように来られているため、今後も受入れが続くことが予想されます。入国等の手続きのサポートを行う大学もあり、例えば、京都先端科学大学では、京都での学びを希望する学生の出入国をサポートするとともに、これまでの避難者の出国事例等をもとに「ウクライナ人学生受け入れガイド」を作成・公表されています。
※京都市ホームページ 京都市情報館:
ウクライナ避難者への受入れ支援
https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000298040.html
【支援のための寄付金の募集】
京都市に避難されてきた方への支援や、キーウ市の復興支援などのため、寄付金を募集しています。
○京都市に避難されてきた方への支援のための寄付
京都市ホームページ 京都市情報館:
「ウクライナ・キーウ(キエフ)京都市民ぐるみ受入支援寄付金」の受付口座の追加について
https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000296782.html
○姉妹都市キーウ市の復興支援のための寄付
京都市ホームページ 京都市情報館:
キーウ市への支援について
https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000298087.html
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