三日月大造委員「心の「リズム」を整える旅~「近江の聖徳太子」ゆかりの社寺巡り」(令和3年11月26日)

関西広域連合 三日月大造委員(滋賀県知事)からのメッセージ

 

「心の「リズム」を整える旅~「近江の聖徳太子」ゆかりの社寺巡り」

 

  皆さんこんにちは。滋賀県知事の三日月大造です。

 

  滋賀の山々も紅く色づき、関西各地で美しい紅葉の季節を迎えています。新型コロナウイルス感染症の流行も今のところ、収まってきてはいますが、必ず到来すると言われる第6波に備えるためにも、ここで気を緩めることなく、関西一丸でしっかりと対策の準備をしていきたいと思います。

 

  さて、関西広域連合では現在、西脇副連合長が担当委員を担われている広域観光・文化・スポーツ振興局が中心となって「新・関西観光・文化振興計画(仮称)」の策定に向け議論を進めています。ウィズコロナ・アフターコロナ、SDGs、DXなどの時代の変化に対応し、関西において観光、文化を互いに高め合い、新たなステージへの成長につながるよう、国際観光振興および文化振興の戦略を練っているところです。

 

  滋賀県では、「健康」を主軸に据えた観光戦略を2019年に策定し、滋賀の健康長寿を育む食や豊かな自然といった観光コンテンツを紹介するキャンペーン等を展開しています。さらにウィズコロナ・アフターコロナの時代においては、滋賀のゆっくりと流れる時間を体感することで、心の「リズム」を整える新たな旅として「シガリズム」を提案しており、国内のみならず海外市場に向けても一層力を入れて発信していこうとしています。

 

  先日、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)のオンライン記者会見を開催せていただき、外国メディアや外国大使館関係者に向けて、私自身がガイドとなり、オンラインツアー形式で県内をめぐりながら、健康をテーマにした観光の魅力とその戦略もご紹介させていただきました。

 

  心の「リズム」を整えるということで言えば、社寺巡りをされる方も多くいらっしゃると思います。滋賀県の東近江地域(東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町)では聖徳太子ゆかりの11社寺で、この10月から「近江聖徳太子霊跡」朱印を授与する御朱印巡りが始まっています※。

※11社寺:太郎坊宮、市神神社、百済寺、瓦屋寺、石馬寺(以上、東近江市)、観音正寺、長光寺、願成就寺、長命寺(以上、近江八幡市)、正明寺(日野町)、観音寺(竜王町)

  令和4年に薨去(こうきょ)1400年を迎える聖徳太子については、この前後の年に関西のゆかりの各地で催事が行われていますが、実は、滋賀県・近江は聖徳太子にまつわる伝承が日本一多い県なのです。近江には、奈良県や大阪府をも超える200以上の聖徳太子に関する歴史文化遺産が伝えられています。早速、私も初日に太郎坊宮を参拝し、奥田素行宮司から特別御朱印の授与を受けさせていただきました。是非、11社寺の全てを参拝し、御朱印の授与を受けたいと思っています。

 

  話は変わりますが、先日の関西広域連合委員会でもご報告いたしましたが、滋賀県でお預かりしている琵琶湖の水位が今月中旬に入りマイナス65cmを下回るということで、14年ぶりの低水位となっています。今後、節水等のご協力をお願いすることになるかもしれませんので、まずは今の状況を下流府県市の皆さんにも情報共有させていただきます。

 

  それでは皆さん、日に日に気温も下がり、冬の到来が近づいてまいりましたが、くれぐれも体調には万全を期していただき「健康第一」で、一緒に頑張りましょう!

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