久元喜造委員「ポストコロナを見据え、関西の活性化に貢献するまちづくりを進めます」(令和3年10月13日)

関西広域連合 久元喜造委員(神戸市長)からのメッセージ

「ポストコロナを見据え、関西の活性化に貢献するまちづくりを進めます」


  神戸市長の久元喜造です。

  9月30日をもって緊急事態宣言が解除されました。引き続きワクチン接種を進めながら、次なる波を想定した検証・対策を行いつつ、将来を見据えたまちづくりを進めていかなければなりません。

  関西はかつてわが国の政治・経済・文化の中心地として栄え、様々な歴史的背景や地理的条件のもとで発展してきました。そのため、同じ大都市であってもそれぞれ大きく異なる特徴を持っています。
  千二百年を超える歴史を体現した伝統と文化によって世界有数の観光都市として知られる京都。古くから商業や文化・芸能のまちとして栄え、関西圏最大の経済・ビジネスの中心地として発展してきた大阪。中世には自治都市として海外との交易により繁栄し、数多くの伝統産業を誇る堺。
  神戸は、六甲山や瀬戸内の海などの豊かな自然に囲まれ、開港後は国際貿易都市として様々な国や地域と交流する中で発展してきました。1995年の阪神・淡路大震災により甚大な被害を受けましたが、国内外から多くの支援をいただき復興を遂げることができました。多くの方に支えていただいた神戸は、神戸のためだけでなく、国内外の都市や地域に貢献することができる「海と山が育むグローバル貢献都市」を目指したいと考えています。

  1868年の開港以来、神戸経済を支えてきた神戸港をはじめとしたウォーターフロントエリアは、みなとまち神戸のシンボルであり、今後のまちの発展・成長において欠かすことができない最も重要なエリアの一つです。
  そのウォーターフロントエリアがいま、大きく変わろうとしています。10月29日には、新感覚の都市型水族館やフードホールなどが入る「神戸ポートミュージアム」が開業します。さらに、1万人以上収容可能な関西でも有数の大規模多目的アリーナの整備計画も進んでおり、周辺施設との相乗効果による新たな賑わい創出が期待されます。
  さらには、大阪湾において進められている大阪湾岸道路西伸部の整備により、関西の人、モノの流れが大きく変わり、陸・海・空ネットワークの飛躍的な向上が期待されます。
  ポストコロナを見据えたまちづくりを着実に進め、神戸のみならず関西全体の経済活性化に貢献していきます。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合本部事務局企画課

〒530-0005
大阪市北区中之島5 丁目3 番51号
大阪府立国際会議場11階
電話番号:06-4803-5587 ファックス:06-6445-8540

本部事務局企画課へのお問い合わせはこちら