荒井正吾委員(令和3年3月1日)

関西広域連合 荒井正吾委員(奈良県知事)からのメッセージ

  広域防災分野と広域観光・文化・スポーツ振興分野の副担当をしております奈良県知事の荒井正吾です。どうぞよろしくお願いいたします。

  奈良県は、平成27年12月より、関西広域連合の広域防災と広域観光・文化・スポーツ振興の2分野に参加しております。

  広域防災分野においては、近年多発する大規模な自然災害におけるカウンターパート方式による他団体への支援の一翼を担ってきました。直近の災害では、奈良県は、平成30年7月豪雨の際に愛媛県へ、また令和元年東日本台風(台風第19号)の際に茨城県及び栃木県へそれぞれ県職員を派遣し、現地調査や情報収集等の支援を行いました。
  加えて、主担当の兵庫県とともに、関西広域帰宅困難者対策ガイドライン及び別冊版「災害時の外国人観光客対策について」の作成、広域応援訓練等の実施による災害対応への実効性の確保、広域的な防災体制の強化などにも取り組んでまいりました。
  さらに、新型コロナウイルス感染症対策では、対策本部会議において、構成団体間の情報共有や府県民への情報発信を行ってまいりました。
  今後も、関西全体の安全・安心を向上させることにより、「危機に強く、防災・減災のモデルとなる関西」を目指して、連携して取り組んでまいります。

  観光・文化・スポーツ振興分野では、構成府県市とともにプロモーションや周遊観光ルートの策定を行い、関西への誘客促進を図ってまいりました。新型コロナウイルス感染症の影響により、インバウンドの減少、文化活動の自粛、スポーツイベントの中止・延期など、この分野も大きな影響を受けていますが、「2025年大阪・関西万博」等の開催を控え、3つの世界遺産など豊富な文化・観光資源を有し、世界に誇ることができる観光地である奈良県の魅力を発揮することにより、関西の文化・観光の魅力のアピールに、引き続き貢献していきたいと思います。

  今後とも、仁坂連合長のもと、関西広域連合における連携・協働を進め、本県に期待されている役割を果たしてまいります。

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