西脇隆俊副広域連合長「寛永行幸四百年祭を契機とした広域文化・観光振興の発展」(令和8年11月2日)

関西広域連合 西脇隆俊副広域連合長(京都府知事)からのメッセージ

   副広域連合長、京都府知事の西脇隆俊です。

   江戸時代はじめの寛永3(1626)年9月6日、戦国の世を乗り越えて、日本中の大名が集い、徳川将軍家が威信をかけて天皇をもてなす「寛永行幸」が行われ、人々は「平和」を実感し、「文化」は大きな花を咲かせました。この行幸から四百年の節目となる本年、「寛永行幸四百年祭」として、寛永文化の魅力を広く発信し、来月の12月6日には京都御苑から二条城までを当時の史料や史実を基に主要シーンを再現した行幸行列を行います。

   寛永行幸は、戦乱の時代を越えて平和な時代の到来を象徴する出来事であり、その後に花開いた寛永文化は京都にとどまらず全国各地へと広がりました。四百年祭を進める中でも、滋賀、大阪、兵庫をはじめとする関西各地との連携に加え、東京や石川、佐賀、熊本、仙台、高岡など、寛永文化ゆかりの地域との新たな交流が生まれております。また、電鉄会社の沿線プロモーションをはじめ、民間事業者による主体的な取組が展開されるなど、歴史文化を軸とした府県域を越えた文化・観光連携も広がりつつあります。四百年祭を一過性の記念事業にとどめることなく、文化連携や広域観光の推進につなげることで、関西が一体となって歴史文化の魅力を発信する新たなモデルとなるものと考えます。

   このように、一つの歴史文化資源を核として自治体や民間事業者が地域の枠を越えて連携する動きは、関西広域連合が目指す「文化首都・関西」の実現にも通じるものであります。大阪・関西万博を契機として高まった関西への関心や人の流れを一過性のものに終わらせず、持続的な交流や誘客につなげるためにも、寛永行幸四百年祭で生まれたネットワークや連携を広域的な文化・観光振興へ発展させ、関西が一体となって歴史文化の魅力を発信する取組として、その成果を万博レガシーの一つにつなげてまいりたいと考えております。

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