久元喜造副広域連合長「安心・安全・快適に自転車を利用できる環境づくり」(令和8年5月7日)

関西広域連合 久元喜造副広域連合長(神戸市長)からのメッセージ

   

   神戸市長の久元喜造です。

   近年、朝や夕方の通勤時間帯にチャイルドシートをつけた自転車で移動している親子連れの姿を多く見かけるようになりました。電動アシスト付き自転車の普及に伴い子育て世帯の利用も増える中で、歩行者と自転車の安全な共存の在り方が社会課題の1つになっています。
   2026年4月には、自転車利用者の交通ルール遵守を促進するために青切符制度が導入されました。
   ルール違反への取り締まりが強化される中、私たち地方自治体には、安心・安全・快適に自転車を利用できる環境づくりが求められています。
   特に都市部では、自転車利用の広がりに対して受け皿が追いつかず、駐輪場不足や放置自転車が地域住民の生活環境に影響を及ぼすケースも少なくありません。こうした事態は、関西全体においても喫緊の課題と言えるでしょう。

   神戸市では、多様化する自転車の利用ニーズに対応し、だれもが安全・安心・快適に自転車を利用できる環境づくりを推進していくため、2025年11月に「自転車利活用推進本部」を立ち上げ、2026年4月には自転車課を設置しました。あわせて、自転車活用の基本方針を定め、「はしる」「とめる」「いかす」の3つの柱を中心に、中長期的な取り組みを推進しています。

   まず、「はしる」の柱では、自転車道の走行環境の整備や、快適で美しい駐輪環境の整備、自転車の利用ルールやマナー、走行空間の利用方法の普及啓発に取り組んでいます。

   次に、「とめる」の柱では、駐輪場の整備・リニューアルに力を入れています。例えば、都市景観に調和するデザインで統一した案内サインの設置や照明の改良を進めており、単なる駐輪場としての機能だけでなく、地域の魅力を高める工夫を取り入れています。神戸駅前広場では、地上空間の有効活用を目的とした市内初の地下タワー式駐輪場が、2026年6月1日に3基オープン予定となっています。

   最後に、「いかす」の柱では、自転車道のサイクリングターミナルの改修を実施するとともに、六甲山では展望台やマウンテンバイクコースを設置し、豊かな自然や伝統文化を自転車で楽しめる環境づくりを進めています。また、シェアサイクルのさらなる拡大、自転車を活用した交通利便性の向上に向けた「神戸サイクル&バスライド」の促進、災害時の自転車活用の検討などに取り組んでいます。

   自転車は都市部における効率的な移動手段であり、利用者の健康増進が期待できることに加えて、脱炭素化、環境負荷低減の観点からも、自家用車から自転車への転換が果たす役割は大きくなってきています。利用者と地域住民の双方に配慮し、地域の実情に即した持続可能な形で自転車施策を進めていきたいと考えています。

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