宮崎泉委員「和歌山県知事の宮崎泉です」(令和7年12月1日)
関西広域連合 宮崎泉委員(和歌山県知事)からのメッセージ
今年6月に和歌山県知事に就任しました宮崎泉です。
岸本前知事の情熱を引き継ぎ、微力ではありますが構成団体の一員として関西の発展に尽力してまいります。ご挨拶を兼ねて担当分野のご紹介とともに、意気込みを述べさせていただきます。
関西広域連合における和歌山県の担当は、広域農林水産の分野です。
農林水産部では、農林漁業者が構成府県域を越えて参加できる異業種交流会などの情報発信や、食品輸出セミナーを通じた輸出機運の醸成を進めています。また、企業の社員食堂での産品販売イベントや、直売所間交流に加え、生産者や食品事業者とバイヤーをマッチングするWEB型商談会など、域内の横断的な交流・連携につながる取組を実施しています。
大阪・関西万博では、関西WEEKに「KANSAI IPPIN EXPO」を出展し、国内外から来場された多くの皆さまに、関西の農林水産物の魅力を発信いたしました。
また、去る9月11日には、記録的な高温・少雨に加え、斑点米カメムシ類による農作物被害も発生していることを踏まえ、「高温・渇水等による農業被害対策に関する緊急要望」を実施しました。
このように、域内の農林漁業者が事業を継続・拡大するための支援を行っています。
引き続き、更なる関西の発展のため、構成府県市それぞれの力を結集し、内外にその魅力をアピールしてまいります。
また今年は、和歌山県の「みなべ・田辺の梅システム」が世界農業遺産に認定されてから10周年を迎え、この記念すべき年に、「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が県内2例目として8月に世界農業遺産の認定を受けました。和歌山を代表する果実であるみかん栽培の知恵が、自然と共生する独自の農業システムとして世界的に認められたことは本当に嬉しいことです。
しかし、近年は、みなべ町や田辺市を中心としたうめ園において広範囲にわたる甚大なひょう被害に悩まされています。
そのため県では関係機関と連携して、被害果実及びうめ加工品の消費拡大キャンペーンを実施するとともに、肥料購入費の一部を支援する“うめ生産安定緊急対策事業”を創設するなど、さまざまな対策を行っています。
梅に傷があっても味に変わりはありませんので、皆さまもぜひ食べていただき、応援よろしくお願いいたします。
これからも、誰もが活躍でき、未来に希望をもって前を向ける、「笑顔あふれる関西」をつくれるよう、三日月広域連合長はじめ、各委員の皆さまと頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
<世界農業遺産に関してはこちら(和歌山県ホームページ)>
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070110/index.html
【注】宮崎の「崎」は正しくは「立」に「可」。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
関西広域連合本部事務局企画課
〒530-0005
大阪市北区中之島5丁目3番51号
大阪府立国際会議場11階
電話番号:06-4803-5587 ファックス:06-6445-8540本部事務局企画課へのお問い合わせはこちら





