航空自衛隊串本分屯基地(和歌山県)

「おいしい!KANSAI応援企業」登録企業紹介、航空自衛隊串本分屯基地(和歌山県)

和歌山県東牟婁郡串本町須江1383-12

航空自衛隊串本分屯基地は、本州最南端に位置する和歌山県串本町の紀伊大島に所在し、日本の空の安全を守るための重要な拠点として機能しています。

串本分屯基地には、第5警戒隊が配置されており、空の警戒監視任務に従事しています。日本の防空識別圏(ADIZ)内における航空機の監視及び追跡を担っており、日本の領空を守るための第一線として機能しています。

また、航空自衛隊としての任務の他にも、地域社会との連携や災害時の支援など、地域に根差した活動も積極的に行っています。

基地内にある隊員食堂では、和歌山県産を中心に関西広域連合エリアの食材をできるだけ多く利用されており、地域の活性化にも取り組まれていることから「おいしい!KANSAI応援企業」にご登録いただきました。それでは串本分屯基地の隊員食堂をご紹介しましょう!

航空自衛隊串本分屯基地の外観

隊員食堂で調理を担当する谷隊員、羽根隊員(左から)。人気メニューは、ステーキ、海鮮丼、海鮮ちらし、刺身の盛り合わせ、空自空上げ、カレー、ジビエ料理等。

調理を担当する隊員

自衛隊では栄養摂取基準が設定されており、食堂利用により自衛官として必要な気力・体力の充実を図られるようになっています。

食堂を利用する自衛官

自衛隊では栄養摂取基準が設定されており、食堂利用により自衛官として必要な気力・体力の充実を図られるようになっています。

鰤(ブリ)とホタテの刺身盛り合わせ

取材日のメニューは「鰤(ぶり)とホタテの刺身盛り合わせ」。国産水産物消費拡大に向けた取り組みとして提供しています。

紀州梅空上げ

食堂では和歌山産の南高梅の梅干しが練り込まれたオリジナル唐揚げ「紀州梅空上げ」が提供されることもあります。

対応者

ご対応いただいた木村総務人事係長、基地業務小隊市原厚生班長(左から)。隊員食堂について、詳しくご教示いただきました。

地元食材の積極的利用で地域に貢献する串本分屯基地隊員食堂

串本分屯基地の隊員食堂では、関西広域連合産の食材提供だけでなく、地域活性化に協力する取り組みが行われています。特に、和歌山県産の食材が重視されており、基地内の食堂では南高梅の梅干しをはじめとした地元食材を積極的に取り入れています。この取り組みは、国産水産物の消費拡大を目指す政府方針とも連携しています。

食堂の主な利用者は、基地内に住む若年隊員や単身赴任者です。運営コンセプトは、隊員の気力と体力の源となるバランスの取れた美味しい食事の提供です。栄養士と調理員が一体となって、これを実現しています。

また、食堂では中高生の職場体験の際に食事体験を行う他、地産地消やジビエ料理の提供、残飯削減など、SDGsの取組も進めています。さらに、航空自衛隊独自の取り組みとして「空自空上げ」という鶏の唐揚げを提供。これは地域の南高梅の梅干しを活用した料理で、疲労回復にも効果が期待されています。このレシピは公式ホームページでも紹介されており、一般家庭でも試すことができます。

以上のように、関西広域連合産の食材を活用した取り組みは、地域経済の活性化だけでなく、自衛隊員の健康維持、教育的な活動、環境保護にも貢献しています。これらは、地域と自衛隊の連携強化にも一役買っていると言えるでしょう。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

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