大阪公立大学 学生食堂fu・dining(フダイニング)

「おいしい!KANSAI応援企業」登録企業紹介、大阪公立大学学生食堂fu・dining(フダイニング)(大阪府)

大阪府堺市中区学園町1番1号

大阪公立大学は、「大阪市立大学」と「大阪府立大学」が統合し2022年4月に設置された公立大学です。現代システム科学域と文学部、法学部、経済学部、商学部、理学部、工学部、農学部、獣医学部、医学部、看護学部、生活科学部の11学部、そして15の研究科を有する大学院が設置されており、学部生と大学院生の学生数は公立大学日本最大の約16,000人、学部学生入学定員数は国公立大学3位というマンモス大学です。

今回訪れたのは堺市にある中百舌鳥キャンパス。敷地面積47ヘクタールの構内には水田や樹木、調整池、水路などがあり、200種以上の樹木、約40種の野鳥、40種以上のチョウ、約20種のトンボなどが生息しています。大学では中百舌鳥キャンパス全体をビオトープと位置づけており、「多様な生物がにぎわう、自然と人間活動の調和を実感できる空間の創造」をめざしています。

今回はそんな自然豊かなこの中百舌鳥キャンパスにある学生食堂fu・dining(フダイニング)を訪問しました。

大阪公立大学中百舌鳥キャンパスの外観

南海高野線「白鷺駅」から南西約0.5km、Osaka Metro御堂筋線「なかもず駅」南東約1kmに位置する中百舌鳥キャンパス。

食堂を運営する大阪公立大学生活協同組合のスタッフ

食堂を運営する大阪公立大学生活協同組合のスタッフの方々。営業前の準備に大忙しです。

学生でにぎわう食堂の写真

営業時間は11時から15時。12時を過ぎると、多くの学生さんが訪れ始めます。

惣菜やデザートが並ぶストッカーの写真

メニューは主菜4種類、麺2種類、どんぶり1種類、カレー1種類。その他に惣菜やデザートなどが提供されています。

食堂で食事をしている学生の写真

食堂利用者は1日約1000名超。ピーク時は座席を確保するのも大変なほど。

人気メニュ「鳥と茄子の山賊炒め」の写真

こちらは学生に人気の「鶏と茄子の山賊炒め」。他にも「唐揚げ」や「ささみチーズ」が人気メニューです。

大阪産の食材の良さを学べる学生食堂

大阪公立大学中百舌鳥キャンパスの学生会館の1階にあるfu・dining(フダイニング)は、1日の利用者が1,000人以上という学生食堂で、大阪公立大学生活協同組合が運営しています。営業時間は11時から15時(平日のみ)で、食堂利用者の男女比では男子学生の比率が高く、丼物や麺類などが非常に人気となっています。

同店では、食堂を利用する学生に対して「学生時代から健全な食事の摂取方法を学ぶことの重要性を伝え、将来、親としての役割を果たす際に、適切な食事を提供できるようになることを望んでいます」(同店 小手川店長)と、単に「食べる」ことだけでなく「食の重要性を学ぶ」ことも期待しているそうです。

食堂では地産地消の取り組みの一つとして、年に数回JAや漁連など、協同組合同士のつながりで提供頂いている大阪産のお米やしらすを使った「しらす丼」などを提供しています。大阪は一般的に自然が少なく農水産物も少ないというイメージを持たれがちですが、高品質な食材が多く存在することを学生に知ってもらいたいと考えられているそうで、「食育」としての意識を強く持って運営されていることが伺えます。

同校では、秋田県、山形県以外のすべての都道府県から入学者がいます(2023年一般入試時)。学生時代に学生食堂で提供される大阪産の食材を食す機会があることは、大阪産食材の美味しさやクオリティの高さが日本各地に広がることに繋がっていくことでしょう。

※掲載内容は2023年9月26日取材時の内容です。

 
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