学校法人平安女学院 学生食堂 エディカフェ(京都府)

京都府京都市上京区武衛陣町221

 

1874年(明治7年)、アメリカから日本の女子教育に当たるためにミス・エレン・G・エディが来日しました。翌1875年に、大阪の川口居留地に到着したミス・エディは『エディの学校(Miss Eddy’s School)』を発足させました。その後1880年には名称を照暗女学校(セント・アグネス・スクール)に変更、1894年には「平安女学院」と名称を変更、1895年には京都に移転しました。1947年に平安女学院中学校、1948年に平安女学院高等学校、1950年に平安女学院短期大学を開学。2000年には大学を開学、2007年に大学・国際観光学部を京都キャンパスに、2009年に大学・子ども教育学部を高槻キャンパスに開設しており、「躾(マナー)」「心得(スキル)」「愛(ホスピタリティ)」 を身につけた「貴品女性」を育成することに注力されています。

校舎内には創設者の名を冠した食堂があり、学生に利用されています。今回はこの「エディカフェ」をご紹介します。

京都駅から北へ約4km。京都御所の西に位置する平安女学院。

こちらは食堂の入り口です。ガラス戸のロゴマーク越しに店内の様子がわかります。

営業時間は平日11:20〜13:30。座席数は1階と地下合わせて約100席。

【貴品ランチ】手付けエビフライ、手作りタルタルソース(ご飯、お麩/京都府産)

大学にはネコの写真撮影や猫カフェにいく活動をする「ネコ部」お手製のパネルも。

ご案内いただいた広報企画チーム の澤田さん。気配り上手で、やはり「貴品女性」でした!

「料理も気持ちも温かいものを提供」する平安女学院の学生食堂

2018年にリニューアルした学生食堂エディカフェには、アンティークな家具やオルガンなど歴史を感じさせる調度品が揃えられているほか、ステンドグラス風のパーテーションや直接照明を避けるため照明には布が覆われており、中世ヨーロッパにトリップしたかのようなを空間となっています。

そんなエディカフェを運営する京フーズの関店長に食堂運営のコンセプトを伺うと「食堂を利用する学生は量より質、盛り付けなどの見た目も重視する学生が多いという特徴があります。配膳などは女性スタッフが行い、学生さんへの安心感を考慮しています。また料理も気持ちも温かいものを提供するよう心がけています」とのことです。

他にも添加物のない手作り料理を提供するほか、仕入れの前日に精米し鮮度保持袋に入れて納品される地元京都府産のお米を使用するなど、安心・安全で鮮度の良い食材を使用して成長過程の学生の心身の発達をサポート。

ランチタイム以外にも、部活動の活動発表を昼休み時間に行ったり、食事の提供時間が終わっても友人との歓談など学生間の交流を深めたり、フリースペースとして多面的な役割を担っています。

エディカフェでの関西広域連合域内産の食材使用については「学生に知ってもらえる機会となること、また関西の食材を使用することで地産地消に貢献できるということが大きな意義になると考えております」(広報企画チームの澤田主任)、とその取り組みを高く認めていただいています。

エディカフェは、食で学生の成長をサポートとする役割を担っているだけでなく、地元食材を使用して地域貢献もおこなっている学生食堂でした。

掲載内容は2023年2月16日取材時の内容です。

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