花王株式会社 和歌山工場(和歌山県)

和歌山県和歌山市湊1334

今回ご紹介するのは、日本を代表する消費財メーカーである花王株式会社(東京都中央区)の和歌山工場です。和歌山工場は花王の工場の中でも最大規模の生産能力を有しており、家庭用洗剤、石鹸など同社の総生産量の4割以上が生産されている主力工場です。その面積は約53万平方メートルで甲子園球場 約13個分の広さであり、敷地内には研究所のほか、地球環境とエコ技術の情報発信ミュージアム「花王エコラボミュージアム」も併設されています。

こちらの社員食堂では、地元食材など関西広域連合エリアの食材を積極的に提供していることから、「おいしい!KANSAI応援企業」にご登録いただきました。それでは社員食堂へレッツゴー!

JR和歌山駅より西南に約6km。紀の川河口から南に広がる花王和歌山工場。

「快適な空間(食堂)づくりに力を入れています」と語る、社員食堂を運営する株式会社丸和食品さんのスタッフの方々。 

食堂の利用時間は11:30〜13:30。1日約850人が利用しています。

食堂の日当たりは最高! リラックスや気分転換にも最適。しかも春には桜が咲き誇るそうです。

【この日の丼メニュー】雑賀崎足赤海老天丼+水軒金時もち(和歌山県産/米・梅・しらす・足赤海老・さつまいも・ねぎ)

みかんの果皮(和歌山県産)を使用したみかんティー。容器やストローは紙製とするなど、環境に配慮されています。

モノづくり企業を支える、和歌山県産食材が人気の社員食堂

花王和歌山工場では、食堂運営にあたり注力されている取り組みがあります。それは大別して「衛生」「健康」「環境配慮」「地域貢献」という4つの取り組みです。

「衛生」に関しては安心安全な食材提供、HACCPに基づく衛生管理、「健康」では栄養と体の健康を考えた特別メニューの提供、「環境配慮」については、食品の残渣・食べ残しを生ごみ処理機で分解し、その生成物を堆肥として使用し、収穫された野菜を仕入れる、という食品リサイクルを実施しています。

そして「地域貢献」に関しては、地産地消フェアを実施するなど、地元和歌山の豊富な農水産物が社員食堂で提供されています。特に和歌山ラーメンや紀州ぶっかけうどんなど、和歌山県名産の梅やしらす、みかんを使用したメニューが社員にも大好評とのことで、食堂での定番メニューとなっています。

和歌山工場の操業は1944年と約80年に渡り地元密着を続けています。食堂でも地元食材を食しながら「和を尊び、モノづくりの喜びを歌う、山の如き、強くて良い和歌山工場」として、これからも環境に配慮した製品を開発、提供され続けていくことでしょう。
※掲載内容は2023年1月19日取材時の内容です。

この記事に関するお問い合わせ先

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和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

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