明石市役所食堂(兵庫県)

兵庫県明石市中崎1丁目5-1

日本の標準時を決める東経135度線が通ることから「子午線のまち」として知られている明石市。最速7.5ノット(時速約15km)を超える明石海峡の潮流によってつくり出された複雑な地形は、日本でも有数の豊かな漁場となっており、水揚げされる魚介類は「明石だこ」「明石鯛」「明石のり」をはじめ四季を通じて多様となっています。

また、耕地面積全体のうち約85%を占める水田では「あきたこまち」「キヌヒカリ」「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」といったお米や化学肥料を減量化したお米も栽培されています。さらに温暖な気候なうえ大都市に近いという地理的好条件を背景に、野菜、花き、果樹等の作物も栽培されています。

このように豊富な水産物や農作物で知られる明石市。その行政事務を行う明石市役所の2階にある「明石市役所食堂」をご紹介しましょう。

JR・山陽電車 明石駅から徒歩約13分、瀬戸内海に面した土地に建つ明石市役所本庁舎。

市役所食堂の入り口横にはタコやタイといった明石を代表する海の生き物を紹介するトリックアートがお客様をお出迎え。

食堂の営業時間は8:30〜15:00(ラストオーダー14:30)。職員だけでなく一般の方も利用できます。

12時を回ると活気がピークに。こちらの食堂はヘルシー志向の利用者が多い印象とのこと。

お座敷席も人気。ブラインドカーテンの向こうは明石海峡大橋を望む大パノラマが広がります。

本日の日替わり定食「鯖の味噌煮」(ほうれん草:兵庫県産)

明石海峡大橋を見ながら食事ができる明石市役所食堂


明石市役所は瀬戸内海に面した海岸沿いに立地しており、明石海峡大橋や淡路島を臨む眺望が素晴らしいことでも知られています。食堂は職員だけでなく一般にも開放されており、客席はフリースペースとなっているほか、食堂でオーダーしなくても、飲食物の持ち込み利用も可能となっており、来庁者への利便性向上にも繋がっています。

明石市役所食堂での人気メニューや、関西広域連合域内産の食材利用について伺うと「ボリュームの多いメニューが好まれていますが、魚メインのヘルシーメニューも人気です。また、地産地消による地域経済への貢献につながるものと考えています」(明石市役所・総務局の谷山庁舎管理担当係長)とのことです。

他にもSDGsの取り組みとしても、在庫管理の徹底によるフードロス対策に取り組んでいるほか、無洗米を使用し研ぎ汁を無くし、水質汚染へ配慮しています。

明石市役所食堂は、地域住民への貢献と環境への配慮を行う食堂でした。

※掲載内容は、2022年7月12日登録時の内容です。

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