加古川市役所職員食堂(兵庫県)

兵庫県加古川市加古川町北在家2000

 

兵庫県の中央南部に位置する加古川市。1950年に加古郡加古川町・神野村・野口村・平岡村・尾上村が合併して発足しました。人口は兵庫県内の自治体では6番目に多い259,167人(2022年2月1日時点)。重化学工業が集まる南部沿岸地域に人口は集中しており、北部は農村風景が広がっています。

「加古川」という名前の由来は奈良時代初期に記されたとされる「播磨国風土記」によると、丘の形が鹿の児に似ていたことから「此の丘、鹿児の如し」と言われ、「加古」の地名の由来となったとされています(諸説あり)。

今回ご紹介する加古川市役所食堂は、庁舎本館北側の議場棟1階にあり、日々お弁当も含め約50品目が提供されており、職員や市役所利用者、地元の学生なども利用されています。

JR加古川駅より南方面へ1キロメートル強。5階建の本館(左)と10階建の新館(右)。

本館1階にある食堂入口。営業時間はランチが11:00~14:30、カフェは9:30~15:00(コロナ対応期間は時短)。

メニュー数は50品目。1日平均250食(弁当含む)が提供されています。人気の日替わり定食の注文は全体の80%にものぼるそうです。

加古川市のご当地グルメとしても知られる「かつめし」(お米・キャベツ/兵庫県産)。

食堂は、健康維持増進はもちろん、所属を超えたコミュニケーションができる場として利用されています。

「熱意・愛情・情熱に勝る企業はない」の信条のもと、食堂を運営する有限会社前田食品の城谷店長。

 

おいしい地元産のお米を使用している加古川市庁舎職員食堂

「コシヒカリ(越南17号)」と「黄金晴(愛知40号)」をかけあわせた品種で、別名「南海102号」という「ヒノヒカリ」は、加古川の風土にも合っており、大変おいしいと評判のお米です。地域貢献にも繋がることから、加古川市北西部にある農事組合法人より入荷して、食堂でも提供されています。

食堂ではカツオや昆布などで出汁をひき、煮物やうどん汁を、鶏ガラ・煮干し・昆布から7時間かけてラーメンスープをつくるなど、手間暇をかけて作られた料理を提供しています。食堂の城谷店長によると「職員の皆様が市民の皆様のために仕事に打ち込んでいただけるよう、食事を提供させていただいています」と熱く語っていただきました。

食堂は45年もの間、無休・無事故とのことですが、それも熱い想いが料理に投影されていると言えそうです。これまでもそしてこれからも加古川市産や関西広域連合域内産の食材を提供し、地元貢献・地域貢献を続けていかれることでしょうね。

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