株式会社ウエダ(京都府)

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京都市西京区大枝塚原町3-34番地

 

今回ご紹介するのは、京都市にて住宅用サッシの加工・販売、ビル用サッシや建築用製作金物等の加工・製造・販売を行っている株式会社ウエダです。建材卸を中心に、中低層ビル建材の製作やオリジナルの建築用製作金物の製造まで手がけており、付加価値の高い製品を提供しています。

同社の創業は1963年。当時、建築物の開口部に設けられる建具が木製からアルミに移り変わる時代を迎えており、そのニーズが高まる中での創業で、67年に上田アルミ株式会社として法人化。以後は京滋エリアを中心にビジネスを拡大し、89年には現在の株式会社ウエダに社名変更を行いました。

同社では社員の健康維持向上や社員同士のコミュニケーションのために社員食堂を設置。食堂では地元食材を積極的に活用されていることから、「おいしい!KANSAI応援企業」の活動にご賛同・ご登録いただきました。

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京都駅より西へ約9km。京都市西部の国道9号線沿いに位置する株式会社ウエダの本社。

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こちらが本社横に設置されている社員食堂。利用時間は12:00〜13:00。

 

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一日の喫食数は工場への配達も含め53食前後。常に温かい食事が食べられると社員からも好評です。

 

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健康ご飯(十八穀米)や野菜が人気。健康意識の高い方が多いとのことです。

 

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この日のメニュー「皿うどん」 ご飯とお味噌汁はおかわり自由です。

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座席数は12席。感染症対策としてアクリル板の設置、アルコール消毒をしています。

社員同士のコミュニケーションや社員の健康について考えられた社員食堂

 

同社は社員食堂を設置するきっかけとして2点挙げています。

まず「コミュニケーションの活性化」。以前、同社の営業の社員は、朝から会社へは出社せず、現場へ直
行し直帰することが多かったので、社員同士のコミュニケーションが希薄になっていました。

そこで毎朝営業の社員も本社に出社して営業会議を行い、お昼は必ず社員食堂で食事をする、ということ
を徹底し、社員間の交流を促しました。その結果、社員食堂は社員同士が部署を超えてコミュニケーショ
ンをとる重要な場所となりました。

次に「福利厚生」です。社員食堂が無ければコンビニ等でお弁当を購入する社員が増えます。するとどう
しても好きなものばかりを食べて偏食がちとなり、健康にもよろしくない。あるいは、自分でお弁当を
持ってくるにしても、朝早く起きてお弁当を作らなくてはならず、そういった負担を軽減する意味でも社
員食堂があるということは社員にとってプラスになるとの考えから社員食堂を設置しています。

「先代社長は『社員は子供のようなもの』と考えていました。社員の健康状態等は会うことで微妙な変化
を感じ取るなど、直に接する機会を大事にしていました」(同社・上田社長)。これは現在も踏襲されて
いるそうです。

社員食堂で提供されるメニューについては、食堂を運営する共栄産業株式会社とも随時連絡を取り合って
おり、「なるべく京都府産、国産を使用する」「なるべく冷凍食品は使用しない」など、栄養価や安全性
についても厳しくチェックされています。

上田社長は「関西広域連合域内産の食材を使用することは、鮮度や味はもちろん、社員の健康向上やフー
ドマイレージの削減、地域貢献といった面でもメリットがある」と、その意義を語っていただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

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