株式会社京都科学(京都府)

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京都府京都市伏見区北寝小屋町15番地

今回ご紹介するのは京都市に本社を構える株式会社京都科学です。同社の事業は島津製作所の創業者である島津源蔵氏が1891年に始めた標本製作を源流とし、1895年から1944年まで島津製作所に設置されていた標本部の同事業を1948年に継承する形で京都科学標本株式会社が設立されました。美術館や博物館の設立ラッシュという時代の流れに乗り、複製仏像や人体模型の製造・販売で業績を伸ばし、88年には社名を現在の株式会社京都科学に改称。その後は医療従事者の臨床教育用各種シミュレーションのメーカーとして、医学部や看護学校などの実習向け教材を作成し、国内のみならず世界の医療現場を支える企業となっています。


同社では、京都市伏見区にある本社敷地内に社員食堂を設置しています。食堂からは緑の芝が映えるほか、春には桜が咲き誇るという、社員の心が休まる空間作りが意識された社員食堂となっています。

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JR京都駅より南へ約6km。西に鴨川・桂川、南には宇治川と、悠久の歴史を感じさせる京都の洛南と呼ばれる地域にある京都科学本社。

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同社では医学・看護・介護教育用実習モデルの開発などを行なっており、医療従事者の注射やレントゲン撮影などの早期技術習得に役立てられています。

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それでは社員食堂へ。営業時間は平日の11:45〜12:30となっています。メニューは毎日8種類(定食3種、麺類4種、カレーライス、麺類)。

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座席数はコロナ対策時は約60席(平常時120席)。喫食数は1日約110食。

 

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【この日のメインのひとつ】チキン南蛮(米/滋賀県産)

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「地元産の食材だとより安心ですね」と語る同社の社員食堂を管理する経営管理本部の山内課長。

医療技術向上に貢献し医療事故ゼロを目指す京都科学の社員食堂

かつて同社には社員食堂がなく、各部署がそれぞれ宅配弁当を利用していました。そのため他部署間の交
流が少なく、今思えば社内の風通しも今ひとつだったとのことです。


その後、敷地内に福利厚生棟を設置、1階に社員食堂を構えました。ガラス越しに桜並木と芝生広場が映
えるようにデザインされ、利用する社員がリラックスできる空間となっています。できたての温かい食事
は社員にも大変好評で、社内コミュニケーションの活性化に大変有効だとのこと。また外部の見学者の方
や得意先の方なども利用することが多いため、食堂内に同社の過去の製作物や表彰盾などを展示しPRの
場所としても活用しています。さらにSDGsの取組の一環として、廃棄される食器が無いように、繰り返
し使用可能な耐久性のある食器類を使用しています。


関西広域連合域内産の食材についてお話を伺うと
「地元エリア産の食材を使うことは、鮮度や安心感が違いますね」(同社/山内課長)と、うれしい感想
をいただきました。最後に何かメッセージを、とお願いすると「新型コロナウィルス感染症罹患者と、
日々闘っていらっしゃる医療・看護関係者の皆様に対して、この場をお借りしてお見舞いと感謝を申し上
げます。私たちは、これからも感染症対策を怠ることなく、利用者全員が罹患なく運営していきたいと思
います」と感謝の気持ちと決意を語っていただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

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