菱岡工業株式会社(和歌山県)

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和歌山市中島528番地

1974年、三菱電機株式会社和歌山製作所(現:冷熱システム製作所)の協力会社として創業した菱岡工業株式会社。現在は電気機器・制御機器の開発設計・試作やハーネス加工、板金加工、組立加工を行っています。2003年に本社を海南市小野田から和歌山市中島に移転、2018年10月には本社新社屋が竣工、構内に企業主導型保育事業(企業内託児所)「わっしょい保育園」を開所、さらには社員食堂を新設しました。

同社の岡田社長は、3代目として20代より社長を務め業績を拡大されており、今回は本社社員食堂を「おいしい!KANSAI応援企業」にご登録いただきました。

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JR紀勢本線宮前駅から徒歩3分に位置する、菱岡工業株式会社本社。

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「おいしい!KANSAI応援企業」のノボリを岡田社長自ら持って撮影に応じていただきました!

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社員食堂を運営するのは、岡田社長が理事長を務める、障害者の就労支援を行うNPO法人JOYCOM。

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この日のメニューのひとつ「ハンバーグ定食」。この日は12種類のメニューが提供されていました。

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新型コロナウイルス対策のため社員の方は同じ方向を向いて利用しています。1日の喫食数は30〜40食。

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社員食堂は新型コロナウイルス対策のため、2交替制で利用。人気メニューはガッツリ系、だそうです。

障がい者の働く場所として始めた菱岡工業の社員食堂

「打つ手は無限」という社是を掲げている同社。これは前社長が急逝した際にまだ20代だった岡田社長自身が、さまざまな困難を乗り越えてきた経験と企業理念を表す言葉だとのことです。

そんな岡田社長は「高齢者と子どもと障がい者が一緒に暮らせる環境を作りたい」という自身の夢の実現のために、高齢者や障がい者の雇用を積極的に行っています。

たとえば本社構内には障がい者の方が働ける場として「toco*towa DELI」を併設するとともに社員食堂も開設。さらに、将来は食堂で提供する食材を生産する農場も障がい者の就労の場にしたいなど、企業活動に留まらず、幅広い社会貢献活動にも卓越した手腕を発揮されています。

そんな同社の社員食堂では、地元和歌山県の食材を中心に、関西広域連合エリアの食材が多く使用されています。関西広域連合エリア産の食材について、社員食堂を運営するNPO法人JOYCOMの白井店長に伺うと、

「野菜は関西のものがメインとなっており、今日もレタスやトマトが和歌山県産となっています。たとえばトマトはほどよい甘みがあるなど、素材が素晴らしいです」とのこと。

業績の拡大とともに、さまざまな取り組みを次々に行なっていく同社。関西広域連合エリア産の食材が、その原動力のひとつとなっているのかもしれませんね。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

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和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
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