大阪府庁大手前庁舎本館職員食堂

大阪府庁大手前庁舎本館職員食堂

大阪府大阪市中央区大手前2丁目

大阪府は面積約1905平方キロメートル、人口882万5,075人(2020年1月1日現在)で、東京、神奈川に次ぐ全国第3位の人口規模であり、西日本の中心的都市です。

一方で、古来より政治や経済、文化の中心地としての側面もあり、百舌鳥・古市古墳群や大阪城など、我が国の歴史を語る上で外すことのできない構造物・建築物や寺社仏閣も多く現存しています。

江戸時代には全国の藩が蔵屋敷を設置していたことから物資が集まり、「天下の台所」と呼ばれていました。また、様々な食文化が発達したことから「食いだおれ」の町としても知られています。

そんな「食」に関わりの深い大阪府の行政事務を行うのが大阪府庁。1926年に竣工された本館庁舎の地下一階にあるのが「大阪府庁大手前庁舎本館職員食堂」です。2017年に耐震改修工事に伴い食堂もリニューアルされています。

Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪「天満橋駅」3番出口から南へ約500メートルに位置する大阪府庁本館。

地下一階にある大阪府庁職員食堂。営業時間は11:00〜15:00(平日のみ)。一般の方も利用可能です。

食堂を運営する株式会社UG・宇都宮の三崎店長。背景にあるのはかつて本館2階の天井装飾だったものを再利用しているレリーフ。

12時をすぎると大阪府庁の職員が一斉に訪れます。一般の人はこの時間を避けて利用に訪れる人が多いとか。

人気メニューの一つ「大阪府庁ライス」(サラダ付き)は、ご飯を薄焼き玉子で包みこみ、その上に千切りキャベツとデミグラソースのかかったトンカツというボリューム満点の一品。

店内には「おいしい!KANSAI応援企業」だけでなく、大阪府の食品ロス削減啓発用ポスターも貼られていました。

「食」を通じて食品ロス問題や地域貢献などを考えるキッカケに!

大阪府庁食堂は、有名外食店を何店も運営している株式会社UG・宇都宮が初めて運営する職員食堂で、同社は、積極的に食品ロス削減の取組を進める事業者と大阪府が連携して啓発活動を進めるため府が創設した「おおさか食品ロス削減パートナーシップ制度」のパートナーシップ事業者です。

食堂内での食品ロス削減の取組としては、利用者にご飯を盛る際「多めで」「少なめで」というように利用者の適量に合わせることができるようになっています。食堂を利用している大阪府の職員はもちろん、一般の常連の方も慣れたもので、「ご飯少なめね。」と声をかけていらっしゃいました。これは国際社会共通の目標とされるSDGs(持続可能な開発目標)につながる取組でもあります。

大阪府では、府内で栽培・生産された農林水産物やその加工品を「大阪産(もん)」としてPRしており、さらに関西広域連合の「おいしい!KANSAI応援企業」にも賛同しています。大阪府庁食堂では、大阪府産はもちろん、関西広域連合エリア内産の食材も積極的に利用し、大阪府、そして広域連合エリア全体を「食」で盛り上げる活動を後押ししているのです。

大阪府庁食堂は、大阪府が取り組んでいる環境対策や農林水産品の積極的活用を行うとともに

「お客様には気持ちよく利用してもらいたい。」(株式会社UG・宇都宮・三崎筆頭専務取締役)と、外食事業で得たノウハウを食堂運営に注ぎ込んでいるとのこと。

大阪府庁は大阪城の大手門前に位置していますので、観光ついでに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

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和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

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