和歌山県立医科大学学生食堂

和歌山県立医科大学 学生食堂

和歌山県和歌山市紀三井寺811-1

1945年に設立された和歌山県立医学専門学校を起源とし、1948年に設立された和歌山県立医科大学。医学部と保健看護学部の2学部と助産学専攻科、大学院には医学研究科と保健看護学研究科を有する(2019年12月時点)公立大学で、通称「和医大」と呼ばれています。

「医療系総合大学として、基礎的、総合的な知識と高度で専門的な学術を教授研究し、豊かな人間性と高邁な倫理観に富む資質の高い人材の育成 を図り、地域医療の充実など県民の期待に応えることで地域の発展に貢献するとともに、人類の健康福祉の向上に寄与することを使命とする」とされる基本理念の元、学生は和歌山市内にある紀三井寺キャンパス(医学部)と三葛キャンパス(保健看護学部)で日々勉学に勤しんでいます。

2021年には薬学部が開設予定であり、医療系総合大学として一層の充実が期待される同大の紀三井寺キャンパスの学生食堂をご紹介いたします。

JR和歌山駅より南へ約5km。和歌山県立医科大学病院と隣接する和歌山県立医科大学。

ご案内いただくのは食堂を運営する和歌山県立医科大学生活協同組合の小嶋統括店長です。

キャンパスの中央にある学生食堂(一般利用はできません)。営業時間は11:00〜14:00。一日の利用数は約350食とのこと。

【ヘルシー弁当】午後からの脳の活性化ランチ(約600kcal)。糖質、たんぱく質、脂質のバランスが良く、生活習慣病予防に塩分は1食3gに抑えられるなど健康を意識したお弁当です。

【和医大釜玉うどん】学生のリクエストで実現した裏メニュー。別売りの牛乳は鳥取県産です。

【voice】「勉強が忙しく、夜も外食になることが多いです。そのため学食では野菜を摂るようにしています。和歌山にある大学なので地元の食材も知りたいですね。」

医者の不養生は昔の話? キャンパス全体がヘルシー志向の和医大

和歌山県立医科大学では「学生・教職員自らが健康であろうとする意識を熟成し、運動、食、生活習慣の改善等の健康づくりを推進する取組を実践」する「ヘルシーキャンパスプロジェクト」を2019年3月に発表しました。

これは運動イベントや血圧・体組成計等の測定器の設置、健康診断の実施などに取り組み、得られたデータなどを、セミナー等で発表することで地域や社会にフィードバックするという内容で、「学生・教職員の生活の質の向上」、「健全な職場環境の形成」、「創造的な発想」、「前向きな思考」を通じた組織の活性化を目的としています。

その中心的な役割を担う施設の一つが紀三井寺キャンパスのヘルシーキャンパス館1階にある学生食堂。カロリーや栄養バランス、食物繊維、塩分などを考慮したランチを和歌山県立医科大学病院の病態栄養治療部が監修し、和歌山県立医科大学生活協同組合(以下和医大生協)が「ヘルシーセットメニュー」、「ヘルシー弁当」として学生食堂で提供しています。

学生食堂を運営する和医大生協の小嶋統括店長によると「冬と春に試食会を繰り返し、満足するヘルシーランチが完成しました。学生には食生活を見直すキッカケにしてほしいですね。」とのこと。さらに、「今後は農水産物の豊富な和歌山県の食材や、関西広域連合エリア内産の食材を使ったヘルシー弁当にも取り組みたい。」と、関西広域連合エリア内産の食材を使用したヘルシーメニューの考案にも積極的です。

食を通じて一層学生を力強くサポートされるであろう和医大の学生食堂でした。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

広域産業振興局 農林水産部へのお問い合わせはこちら