佛教大学

佛教大学

京都府京都市北区紫野北花ノ坊町96

佛教大学は、1868年知恩院山内に設置した仏教講究の機関が前身となり、1904年に浄土宗教大学院、1905年に浄土宗大学、1907年に宗教大学分校と改称、1912年には宗教大学と分離し、専門学校令による「高等学院」を設置したことが開学となります。1913年に佛教専門学校と改称、1949年に学制改革に伴い「佛教大学」を設立したことをもって創立としています。仏教学部、文学部、歴史学部、教育学部、社会学部、社会福祉学部、保健医療技術学部の7学部14学科と大学院(4研究科7専攻)、さらに通信教育課程、別科(仏教専修)を有し、学部学生は6,198名、大学院修士課程63名、大学院博士後期課程61名(2019年5月1日現在)という仏教精神を建学の理念とする総合大学です。

同大の紫野キャンパス内の1号館にある学生食堂では、朝食は8:15〜10:30、昼食は11:00〜14:00、夕食は17:00〜20:00に提供しており、大学内で三食食べることが可能です(平日8:15〜20:00(LO19:30)、土曜8:15〜16:00(LO15:30)、日曜・祝日11:00〜14:00)。

それでは早速ご紹介しましょう。

佛教大学の「鷹陵館」。総合体育館や多目的ホール、喫茶、入学課、健康管理センターなどの施設が設置されています。

1号館地下1階にある学生食堂「笑虹紫(えにし)」店長の水野さん。佛教大学の学生にとっては、お母さん代わりともいえる存在かも?

こちらでは、1日平均約900食が提供されています。12時をすぎるとあっという間に人で溢れます。

座席は約500席。大学のロゴマークに因んだ赤、橙、黄、緑、青色のカラフルな椅子が特徴的です。

この日は京都府産の聖護院カブ、水菜、賀茂ネギ、金時人参、エビイモやお米が提供されていました。

食堂の机には、公式マスコットキャラクター「ぶったん」とともに、宗教教育センターによる「食前のことば」と「食後のことば」が設置されています。

さまざまな意味を持つ佛教大学の学生食堂「笑虹紫(えにし)」

佛教大学の1号館にある学生食堂「笑虹紫(えにし)」は、2013年4月にリニューアルオープンしました。

中庭側は全面ガラスとなっており、日差しが食堂全体に差し込みます。また、注文した料理を中庭に持って出て食べる学生も多いそうです。

訪問日には、京野菜を中心に関西広域連合エリア内産の野菜が多く提供されていましたが、普段あまり野菜に手が伸びない学生でも、「京野菜」をポップ等で告知すると、途端に反応が良くなるとか。京野菜の魅力は学生にも知れ渡っているようです。

学生食堂では朝食を100円で提供したり、動物性の食べ物を使わない精進料理を提供する食のイベントを実施する以外にも、同大学の硬式野球部が全日本大学野球選手権大会で準優勝した際には、スクリーンを学生食堂に設置してパブリックビューイングを開催。その際には観戦する学生で大変賑わったそうです。

佛教大学の学生たちにとっての食堂は、単にご飯を食べるためだけでなく、地域の食を学ぶ場であるとともに、仏教について考える場であり、愛校心を高める場にもなっており、まさに「縁(えにし)」を感じられる場所といえそうです。

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