大谷大学(京都府)

大谷大学(京都府)

京都市北区小山上総町

大谷大学の歴史は、1665(寛文5)年に東本願寺内に創設された学寮に遡ります。変遷を経て、1901(明治34)年、東京・巣鴨で前身にあたる「真宗大学」が開学し、現在に至ります。「親鸞の思想に立ち、仏教精神にもとづいた人間教育を行い、人間にかかわる諸学問の研究成果を広く社会に公開する」という建学の理念を持っている仏教系の大学です。

文学部、社会学部、教育学部、そして大学院と短期大学部を有しており、合計3,371名(2018年5月1日現在)の学生が学んでいる同大学の本部キャンパス内の学内食堂では、地元京都の食材をセレクトした地産地消キャンペーン「京野菜おたべやす」や、保健室と委託業者によるコラボ企画として、骨密度や脳年齢などを測定する「ヘルシーナビ」など、「食」を通じて文化や健康について考える機会を提供されています。

地下鉄烏丸線北大路駅下車すぐにある大谷大学本部キャンパス。正面の尋源館上部の尖塔は三島由紀夫の『金閣寺』にも登場します。

定番メニューは大谷天津丼、唐揚げ丼、大谷カレー、ランチA、ランチB、ラーメン、同窓会うどん・そば等々の他、各種イベントメニューがあります。

【イベントメニューの1つとして開催された「京野菜おたべやす」】聖護院大根の天ぷら、そぼろあんかけ、小松菜と京人参のお浸し(ご飯・お味噌汁付き)

座席数は433席、ランチタイムは授業が終わる12:10〜13:00は学生が押し寄せるため、ほぼ満席となるようです。

キャンパスの総合整備計画で伐採することになったヒマラヤ杉を、オブジェとして利活用。柔らかな空間づくりに役立てています。

ご案内いただいた企画課の平岡さん。ありがとうございました!

京都ならではの食材で京都を感じる学内食堂

2021年に開学120周年を迎える大谷大学では、2016年のキャンパス総合整備に合わせて学内福利厚生施設の充実化に着手。特に「学内食堂」「カフェ」「コンビニ」で、この3施設のリレーションをはかりながら学生の満足度を高めることに重点を置いているといいます。

特に学生の健康に深い関わりを持つ学内食堂では、様々なイベントなどを通じ学生の食生活をサポートしています。関西広域連合エリア産の食材も積極的に使われ、中でも京野菜の活用は盛んで、運営しているエームサービスジャパン株式会社大谷大学店の酒本支配人によると「地元京都の学生が多いので京都の食材を提供することで喜んでいただいていますし、地方からの学生には京都を感じていただけていると思います」と学生からの反響も感じているご様子です。

大学側は、「地産地消を通じ、地元のことを考えるきっかけになりますし、食材を知ることは食文化を継承させることになる」と、今後も積極的に食関連のイベントを行っていく予定とのこと。

取材時には宇治ほうじ茶パン、宇治抹茶タルト、宇治抹茶メロンパンなどの地元コラボベーカリーも提供されており、京都のことを美味しく学べる学内食堂となっています。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

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