陸上自衛隊 桂駐屯地 隊員食堂(京都府)
京都府京都市西京区川島六ノ坪
“陸上自衛隊桂駐屯地”の創設は、昭和29年に宇治駐屯地桂分屯地として関西地区補給処武器・施設補給部が開設されたことに遡ります。その後昭和35年には関西地区補給処桂支処に改編、昭和49年に駐屯地に昇格しています。
現在中部方面後方支援隊や関西補給処桂支処、中央輸送隊第4方面分遣隊、第318基地通信中隊桂派遣隊、第131地区警務隊大久保派遣隊桂連絡班などが設置されており、カンボジアPKO派遣、阪神淡路大震災災害派遣、東ティモールPKO派遣、新潟中越地震災害派遣、イラク人道復興支援活動派遣、東日本大震災に伴う災害派遣、桂川・鴨川河川敷災害派遣、第5次南スーダン派遣施設隊派遣、熊本地震に伴う災害派遣、大阪府北部地震災害派遣、平成30年7月豪雨災害派遣などの活動実績があります。
そんな様々な任務を行う自衛官のカラダを支える“桂駐屯地隊員食堂”が、今回「おいしい!KANSAI応援企業」にご登録いただくこととなりました。
京都市の南西部に位置している桂駐屯地の正門。主要装備品の補給整備・回収、方面隊各部隊の輸送など主に後方支援を行っている部隊等が設置されています。
駐屯地内には擬製の不発弾も展示されています。2015年に大阪ミナミの繁華街で不発弾が見つかった際には、駐屯地内にある第103不発弾処理隊が出動しています。
こちらが隊員食堂。平日の利用時間は、朝食06:15〜06:55、昼食12:00〜12:40、夕食17:15〜18:00となっています。昼食時は行列ができていました。
基本的にメインメニューは一品の日が多く、量はご飯やサラダなどで調整します(隊員のみなさんの食べるスピードの速さは驚愕です!)。
【この日のメニュー】とんかつ、リーフレタス、豆苗、トマト、海藻めんのきらきらサラダ、にんじんシリシリ、白菜とごぼうの味噌汁、ヨーグルト。
「いろんな食材からバランス良く栄養を摂って、普段から任務に即応できる体づくりをしなければなりません」と語るのは給養班長でもある清水2等陸尉。
自衛官の健康を支える関西広域連合エリアの食材
桂駐屯地の隊員食堂では、食事を提供するにあたり、特に次の三点に注力されています。
まず「残さないように食べてもらう」。
たとえば「魚が苦手」な隊員がいた場合、魚料理を提供しないのではなく、魚を食べやすいように調理を工夫することで、フードロスを減らしながらバランス良く栄養を摂取できるよう心がけているとのこと(その食材の選定においては、関西広域連合エリアの食材を中心に、近県の食材を選別して仕入れています)。
次に「隊員の意見を反映させる」。
食堂では隊員からの要望があった場合、その回答を全員が見える掲示板に貼り出していますし、定期的にアンケートを実施し、日々改善に努めているそうです。
そして「衛生管理」。
もし食事の事故があるといざという時に出動できなくなってしまいかねないため、徹底的に点検をされているとか。隊員にもそれは周知徹底されており、食堂入り口では入念に手洗いが行われていました。
桂駐屯地では地域との親睦をはかるための機会として、年に三回、駐屯地を一般開放しています。春は「桂さくら並木公開」(3月下旬~4月上旬)、夏は「納涼夏祭り」(7月下旬〜8月上旬)、そして秋は「創立記念行事」(11月上旬)を行なっています。関西広域連合エリア産の食材を食べて、キビキビと働いている自衛官のみなさんと交流してみてはいかがでしょうか。
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