同志社大学 今出川キャンパス 良心館食堂(京都府)

東京医療保健大学和歌山看護学部雄湊キャンパス

京都府京都市上京区今出川通烏丸東入

1864(元治元)年、息苦しい封建社会に束縛されることに我慢ができず、自由と人権を求めて密出国した新島襄。アメリカで学び、キリスト教の洗礼を受けて帰国した後、1875(明治8)年に同志社大学の前身となる同志社英学校を設立しました。新島の夢は、「良心」と「自由」に満たされた学園と社会の実現であり、大学につけられた”同志社”とは、「志を同じくする者が創る結社」を意味しており、その原点は新島の志である「ひとつの志」、「同じ志」、すなわち「同志」のことなのです。

現在、同志社大学は京都市の中心部にある今出川校地と、京都府南部に位置する京田辺校地に合計14の学部を有しており、約29,000人の学生が日々学問に勤んでいます。

今回ご案内するのは、創立の地であり、歴史的な建造物が立ち並ぶ今出川キャンパスにある良心館食堂。同志社建学の精神を表す「良心」の名がつけられた良心館の地下1階にあり、最も多くの同志社大学生に利用されている学生食堂です。

地下鉄烏丸線”今出川”駅から徒歩1分。同志社大学今出川キャンパスのシンボル”クラーク記念館”。

”良心館食堂”は良心館の地下1階にあり、手前にはテラス席も。営業時間は平日8:30〜20:30(土曜10:00〜18:30)。

12時を過ぎると学生たちが食堂に大集合! メインメニューや小鉢なども含め100品目以上も。

1人あたりの平均利用品数は2.9品目。野菜の小鉢などの利用が増えているそうです。

この月は、春菊(京都産)、玉ネギ・青ネギ・水菜(大阪産)、茄子・椎茸・ほうれん草(徳島産)などが関西広域連合エリア産の食材でした。

1日約3,200食も利用されています。食堂は学生にとっては勉強の合間の貴重なリフレッシュタイムの場でもあります!

学生の食育も担います! 同志社大学今出川キャンパスの良心館食堂

良心館食堂を運営するのは同志社生活協同組合さん。同店の中井店長にインタビューをお受けいただきました。

ー 良心館食堂で学生に対して最も気を遣っていることは何ですか? ー

「一汁三菜となるような『食べ合わせ』を提案しています。以前はうどんだけ、カレーだけといった偏食の学生が多かったのですが、現在は野菜などの小鉢のコーナーを行列ができる場所に設置することで、選びやすいように配慮しています。その結果、以前は一人当たり2.5品目の利用でしたが、現在は2.9品目までになっています。

また、プライスカードにさまざまな栄養成分の量を記載しています。購入後のレシートにも自分の食べた栄養成分の量が点数で表示されており、学生が自分で食のバランスを考えられるようになっています」

ー 地元エリアの食材の利用についてはいかがでしょうか?ー

「毎週火曜日は限定150食の”100円朝食”を提供しているのですが、こちらは京都・大原から月曜に仕入れたものを翌日には出しています。京都府食材のフレッシュ野菜ということもあって学生にも大人気で、ある時は営業開始十数分で売り切れ、なんてこともあったほどです」

学生の街・京都の中心部に位置する同志社大学では約4割の学生が一人暮らし。外食中心となるとどうしても栄養バランスが偏りがちになってしまいます。そんな学生の健康に直結する「食」を担う良心館食堂は、学生自身に栄養バランスを考える機会を与えるとともに、関西広域連合エリア産の食材を食することのできる学生食堂でした。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

広域産業振興局 農林水産部へのお問い合わせはこちら