関西学院大学 西宮上ケ原キャンパスBIG PAPA食堂(兵庫県)

東京医療保健大学和歌山看護学部雄湊キャンパス

兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155

1889(明治22)年、牧師養成と青年への全人教育を目的とした男子校として、関西学院(かんせいがくいん)が創設されました。その後、1932(昭和7)年に大学として認可された関西学院大学は、「奉仕のための練達」と訳されるスクールモットー“Mastery for Service”を掲げています。このモットーには、隣人・社会・世界に仕えるため、自らを鍛えるという関学人のあり方が込められています。関西学院は現在、兵庫県西宮市にある西宮上ケ原、西宮聖和に加え、三田市、宝塚市、大阪府箕面市、大阪梅田、東京丸の内に教育現場としてキャンパスを設けています。そんな関西学院大学の西宮上ケ原キャンパスには「BIG PAPA」「BIG MAMA」と呼ばれる2つの食堂があり、学生に利用されています。

2009年に国の登録有形文化財に認定された西宮上ケ原キャンパスのシンボル的建築物でもある時計台。

学生会館新館地下1階に、学生食堂「BIG PAPA(ビッグパパ)」があります。

BIG PAPAの営業時間は平日10:15~14:30(土曜・日曜はBIGMAMAのみ)。1日約1000食利用されているそうです。

メニュー数は小鉢なども含めて約80種類。グラムあたり1.34円の量り売りも人気です。

ランチタイムは座席がすぐに埋まってしまいます。食べることとおしゃべりとで大忙し!

学生が西宮市卸売市場(通称おろいち)の認知度向上と野菜摂取を目的にプロデュースした「おろいち丼」。

学生が地元の市場とコラボしている学生食堂

関西学院大学社会学部大岡ゼミでは、地元西宮市卸売市場(通称おろいち)の活性化に向けたプロジェクトを推進しています。

大学で行なったアンケートでは、市内の学校給食の8割以上を提供している”おろいち”のことを、ほとんどの学生が知らないと答えるなど、関心の低さが露呈していました。

そこで、知名度向上や野菜の摂取を目的とし、2018年秋の2週間におろいちの食材を使った「おろいち丼」を、関西学院大学生活協同組合の協力のもとで提供したのです。取材当日は「おろいち野菜のピリ辛ビビンバ丼」が提供されており、多くの学生が利用していました。

食堂を運営する関西学院大学生活協同組合の佐々木満部長は、

「おろいち丼は学生主導で話が決まったものです。地産地消にもつながりますし、地域貢献にもなりますので、大学生協としてできることはやっていきたいと考えています」

とおっしゃっていました。

このような取り組みは関西学院大学のスクールモットー”Mastery for Service”の実践にもなっており、学校と社会との繋がりがますます深く根強いものになっていくことでしょう。

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