DIC株式会社 堺工場(大阪府)
大阪府高石市高砂1-3
1908年、印刷インキの製造と販売を行う川村インキ製造所として創業したDIC株式会社。資本金966億円、連結従業員数20,682名、売上高7,894億円(2017年12月期)、世界60以上の国と地域に170を超えるグループ会社を有し、有機顔料と合成樹脂を中心に素材から加工品まで多彩な製品郡を提供することにより、世界有数のファインケミカルメーカーとして発展しています。
そんな同社で合成樹脂の研究・開発・製造を行っているのが、大阪湾の沿岸部を埋め立てて造成された堺泉北臨海工業地帯に位置する堺工場です。早速ご紹介しましょう。
1968年に操業開始となった堺工場。合成樹脂の研究・開発・製造が行われています。
“Color&Comfort”をブランドスローガンとする同社をイメージしたカラーの椅子。
メニューは肉や揚げ物の定食A、魚中心の定食B、カロリーを抑えたヘルスアップ弁当、カレー、麺となっています。
【定食B】鯵のカレー天ぷら(793kcal)。ランチタイムのピークは12時過ぎとのこと。
1日の利用は約280食。DIC社員だけでなく、工場敷地内の関係会社も利用可能です。
より良い社食を目指すナンブフードサービス株式会社の梁村次長とDIC株式会社の岡田マネジャー(左より)。
企業と運営会社のタッグで社員の満足度を高める社員食堂に!
今回ご紹介するDIC株式会社堺工場の社員食堂が成功している理由には、企業側と運営側の良好な関係が挙げられます。定期的なミーティングの開催だけでなく、普段から何か気になる点があればすぐに相談し合うと言い、“一緒に食堂を良くしよう”という方向性が常に一致しているとのこと。「工業地帯という立地もあり、近隣に食事をする場所が他にないことから、なるべく多くの社員が満足感を得られるようなメニューづくりをしていきたい」(総務グループ岡田マネジャー)と、社員による人気メニュー投票や月替わりのイベントメニューを提供する等、運営会社と一緒に様々な取り組みを行っています。
また、社員食堂の運営や関西広域連合エリア産の食材使用のメリットについてうかがったところ、
「安心・安全であるということ」「鮮度の良さ」(運営企業のナンブフードサービス株式会社の梁村次長)の二点を挙げられました。
この日の関西広域連合エリア産の食材としては、青ネギ(大阪産)、長ネギ(京都産)、ニンジン・玉ネギ(兵庫産)などがありましたが、
「関西広域連合エリア産の食材を使用することで、料理の出来上がりがよくなりますね。また輸送コストの低下などの利点もあります」(前出 梁村次長)とのことで、この点についても企業側も「地産地消を進めることで食事輸送エネルギーが縮小されCO₂排出量の削減にもつながります」(前出岡田マネジャー)と語っています。
企業と運営会社のタッグ、そして地元食材の使用で社員の満足度が高まっていく社員食堂でした。
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