株式会社早和果樹園(和歌山県)
和歌山県有田市宮原町東349-2
株式会社早和果樹園は、7戸のみかん農家による「早和共撰組合」を前身に持ち、2000年に法人化し「有限会社早和果樹園」となった後、2008年に株式会社化し、生産・加工・販売の6次産業を実践しているみかん産業のリーディング・カンパニーです。いち早く光センサー選果機の導入やジュースの製造、インターネット販売に取り組むなど積極的に事業を展開し、日本のナンバーワンブランドである”有田みかん”を国内のみならず海外にも販路をひろげ、「美味しいみかん」を作り続けています。
そんな早和果樹園さんには若い社員も多く、その食生活をバックアップするためにオフィスに社員食堂をつくられたとか。それではご案内いたしましょう。
和歌山県を流れる有田川と平行して走っている紀勢本線「紀伊宮原駅」より東へ約1kmに位置する早和果樹園本社。
白菜、トマト、きゅうり、なずなやナスなどは自家菜園でつくられたもの。もちろんみかんも自家製です!
この日のランチメニューは「“みかんケチャップ”をかけたからあげ、りんごとみかんのサラダ」。この日は約30食が用意されていました。
自社製品の「みかポン」をかけて食事する若手社員。お弁当としてお昼休憩に自宅で食べる社員も。
「若い子にしっかり栄養のあるものを腹一杯食べてもらいたい。基本的に赤字です(笑)」と語る秋竹社長。
10時くらいから食事の準備に取り掛かるなでしこの”お嬢様”たち。食堂は高齢となった創業メンバーの新たな働く場にも。
地産地消のコンパクト食堂が会社に与える数々のメリット
早和果樹園の社員食堂は、若い社員の食生活をなんとか改善したい、との思いから2017年6月に始まりました。「お昼になると、若い子たちはコンビニ弁当で済ませていました。一人暮らしをしている社員は朝も夜も同様でした」(秋竹社長)
そこで立ち上がったのが、現社長のお母様を始めとする創業メンバーの奥様方で結成された”なでしこ”のみなさんです。
地元食材を中心に、”なでしこ”たちの手作り料理が毎日テーブルに並びます。一食300円で提供されており、若手社員からも「美味しいし、ありがたいです」との声が聞こえてきます。
「副産物として、食堂が社員同士のコミュニケーションの場となり、現場と事務など違う部署の人同士の情報交換の場にもなっており、メリットの方が大きい」(前出・秋竹社長)。
今日も地元食材を使った料理で社員の健康的な食生活をサポートすると同時に、社員の人間関係の潤滑油となっている早和果樹園の社員食堂でした。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
関西広域連合広域産業振興局 農林水産部
〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024広域産業振興局 農林水産部へのお問い合わせはこちら