株式会社大塚製薬工場(徳島県)
徳島県鳴門市撫養町立岩字芥原115
1921年に徳島県鳴門市に創立された大塚製薬工業部を前身とする株式会社大塚製薬工場は、現在、全世界に展開する大塚グループの発祥企業です。
同社は、病院で使われる輸液の国内シェアの過半数を占めるリーディングカンパニーであり、アジアを中心に海外にも積極的に進出しています。その他にも、テレビCMでおなじみの経口補水液オーエスワン(OS-1)やオロナインH軟膏などでも知られています。
そんな同社の社員食堂の名前は“Cafeteria NARUTO”。こちらの運営は自社で行なっており、多くの従業員の健康に寄与されているとか。
それでは大塚製薬工場さんの社員食堂をご紹介いたしましょう。
JR鳴門駅から南東に約1.5km。徳島県鳴門市にある大塚製薬工場本社。
社員食堂“Cafeteria NARUTO”。入り口でしっかり手を洗います。
人気の野菜取り放題! どのメニューを選んでもサラダバイキングはセットになっており、野菜食べ放題です!
この日のメニューの一つ”焼き油淋鶏”。定食は「ご飯、汁物、メイン、小鉢、サラダバイキング」の組み合わせ。
営業時間は11:00〜14:00。1日の利用食数は約500食。
リオデジャネイロオリンピック女子マラソン日本代表で大塚製薬陸上競技部の伊藤舞選手も食事されていました。世界と戦う選手達の活力源にもなっているそうです。
地元野菜たっぷりサラダバイキングで健康力向上!
社員食堂“Cafeteria NARUTO” の前田さん。
「お米を始め、野菜やお肉、お魚などは地元産を使用していますし、醤油やお味噌なども徳島県産と、地元食材で社員の健康をサポートしています。これは鮮度の良さや栄養価も考えてのことですが、地元にも貢献できるので一石二鳥ですね」と語るのは、社員食堂“Cafeteria NARUTO” の管理栄養士の前田氏。
徳島県は多種多様な作物が生産されており、京阪神地区を中心に新鮮な食材を供給していますが、大塚製薬工場さんはその地の利を生かし、社員食堂で徳島県産の食材を積極的に使用しています。
また、会社としても社員に野菜を多く摂ってもらいたい、との考えから、7種類あるすべてのランチメニューに食べ放題のサラダバイキングがセットになっています。利用者からも好評で、社内アンケートによると老若男女問わず多くの社員が満足しているとのことです。
製薬企業ということもあり、社員食堂での健康への取り組みは、食堂の一角に血圧や血中酸素濃度などが測定できるコーナーを設けたり、大塚グループ製品の特定保健用食品を提供、食卓上にポップで健康情報を表示など、社員に健康への啓発を行なっています。
本社が海岸に近くにあることもあり、津波の一時避難場所として地域住民に工場建屋の屋上の利用や、防災用品、生活用品等の備蓄品の保管場所を提供する一方、地元自治体と防災協定の締結も行なっています。
”食”はもちろん、様々な面で地元と繋がっている大塚製薬工場さんでした。
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