学校法人綜藝種智院 種智院大学学生食堂(京都府)

学校法人綜藝種智院 種智院大学学生食堂の写真

京都市伏見区向島西定請70番地

天長5年(828年)弘法大師空海が創設した「綜藝種智院」は庶民に開かれた我が国最初の私立学校であったといわれています。この弘法大師空海の教えを次代に受け継ぐ教育の場として、真言宗の各派より碩学を迎え、寺院後継者になるためのカリキュラムを実施しているのが種智院大学です。現在、人文学部に仏教学科と社会福祉学科を設置しています。真言宗の21の本山と3つの宗派が経営協力しています(平成28年4月現在)。

平成11年(1999年)、キャンパスを京都市南区にある東寺の境内から、緑豊かな田園風景が広がる京都市伏見区に移転。近隣に農作物を生産している農家の方が多くいらっしゃることから、現在の学生食堂では農家から直接食材を仕入れたり、コーヒーの無料券を配布したりするなどして、地元の人も利用できる学生食堂として、学校と地域の交流に力を入れています。

その中で、関西広域連合の「おいしい!KANSAI応援企業」の趣旨にもご賛同いただきましたので、今回ご紹介させていただくこととなりました。

種智院大学の外観写真

京都駅より南へ約10キロメートル。伏見区中心街は宇治川を挟んで対岸となります。

学生食堂のエントランスの写真

こちらが学生食堂のエントランスです。営業時間は午前11時〜午後2時。

学生食堂の店長の中村さんの写真

食堂を運営している有限会社京フーズ・遊食邸種智院大学店の中村店長。

学生食堂で提供されている「ヘルシー定食」の写真

日替わりの「ヘルシー定食(小鉢2種・味噌汁・漬物付き)」(お米、キャベツ、サニーレタス、人参/京都府産)

学生食堂で提供されている九条ネギたっぷりラーメンの写真

九条ねぎたっぷりラーメン(ねぎ/京都府産)

学生食堂を利用している男性の写真

利用者の声「ほぼ毎日利用しています。野菜も本当に新鮮ですし、季節のものも食べられるので嬉しいですね」

「おいしい!KANSAI応援企業」と書かれたのぼりの写真

券売機の横に「おいしい!KANSAI応援企業」のノボリが。

地元食材が学校と地域をつなぐ窓口となっている種智院大学の学生食堂

種智院大学の学生食堂では、近隣の農園と協力し、農産物を直接仕入れて調理しているため、食材の輸送時間が圧倒的に少なく、劣化がほとんどない状態の素材を提供しているそうです。

様々な野菜が並ぶフリーマーケットの様子の写真

とれたて野菜を販売しているフリーマーケットの様子。

「引き抜いてきた野菜をここですぐ出せるので、これはものすごく新鮮ですよね。学生はどうしてもファストフードばかり食べがちですが、うちの食堂で食べたら元気になりますよ」(種智院大学学生食堂・中村店長)

またもう一つの特長は、食堂を一般開放しているので、地元の方も気軽に来店できること。中でも、この新鮮な野菜を定期的にフリーマーケットで販売しており、その際には大学生がボランティアで参加するため、地域住民とのコミュニケーションにも役立っているといいます。

「大学と地域の連携は必要ですので、足がかりとして食堂で地元の食材を提供することはさまざまな効果を生んでいます。食堂やフリーマーケットで大学のイベントや聴講生などの告知も行えます」(種智院大学・古川事務長)

地元の食材を中心に、関西広域連合エリア産の食材を使って、学校や学生と地域をつなぐ窓口になっている種智院大学の学生食堂でした。

この記事に関するお問い合わせ先

関西広域連合広域産業振興局 農林水産部

〒640-8585
和歌山市小松原通1 丁目1 番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産総務課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024

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