IDEC株式会社 社員食堂「Sakura Café」(大阪府)

大阪市淀川区西宮原2-6-64
IDEC株式会社は、産業オートメーションの中核を担う制御機器の専業メーカーです。スイッチや表示灯、リレーなどの制御部品から、高度な安全機器、防爆機器、さらにはPLCやプログラマブル表示器といったFAシステムまで、幅広い製品・ソリューションの製造販売を営んでいます。人と機械の「安全」と「生産性」の両立を追求し、グローバルに事業を展開しています。
売上674億円(2025年3月期実績 連結ベース)、資本金約100億円、連結従業員数2,937名 (2025年3月末現在)という同社は産業安全分野では国内外で高いプレゼンスを誇っています。
そんな同社の本社には、敷地内にある桜の大樹をコンセプトとした社員食堂「Sakura Café」があり、同社の社員はもちろん、来訪したお客様も利用する交流の場となっています。
それでは同社の社員食堂「Sakura Café」をご紹介しましょう!!
新大阪駅から北西へ約1キロメートルの場所に位置するIDEC株式会社。
同社の社員食堂「Sakura Café」。提供メニューは、メイン料理が肉と魚、そのほか「オーダー」「グリル」「丼」「カレー」「麺類」計の10~12種類が毎日提供されています。
こちらはセルフ式のごはん自動盛り付け機(お米は兵庫県産)。操作する社員は何だか楽しそうでした!
【取材日のメニュー例】鶏生姜。この日の関西広域連合産の食材は、お米、玉ねぎ(兵庫県産)、菊菜、ほうれん草、丸茄子(京都府産)、水茄子(奈良県産)、青ネギ、スプラウト、さくらカイワレ(大阪府産)、ししとう(和歌山県産)。
社員だけでなく社長や役員も日常的に利用しています。外国籍社員も多く、多様性に富んだ、にぎやかで開かれた雰囲気が特徴です。
中庭に面したガラスから、四季の緑を楽しみながら食事できるよう設計されており、心身のリフレッシュを促しています。
社員食堂「Sakura Café」は交流、健康、持続可能性を支えるプラットフォームだった!
IDEC株式会社の社員食堂「Sakura Café」は、企業緑地の桜の大樹をコンセプトに、社員の交流促進、心身の健康サポート、そして持続可能な社会の実現を支える不可欠なプラットフォームとして機能しています。
この食堂は、単に食事をとる場に留まらず、打合せや社内懇親会などアイドルタイムの活用も活発に行われ、部署を超えたコミュニケーションを育む場となっています。
福利厚生の一環として、ジュース等のドリンク類を無料提供し、欠食対策の朝食提供も実施することで、社員の健康維持をサポート。さらに、ウクライナ避難民の方を食堂運営業務に採用するなど、多様性のある職場づくりにも貢献しています。
環境への配慮も徹底されており、食材調達では地産地消を重視。関西広域連合域内の食材を積極的に活用することで、物流の環境負荷軽減と地域経済への貢献を両立しています。また、フードロス対策として、皮ごと調理やだしパックの残り粉の再利用など、食材を余すことなく使う工夫を徹底。生ごみ処理機の導入により、年間排出量を約9割削減することにも成功しています。加えて、社員食堂で地域の子どもを招いた環境学習イベントを実施するなど、地域との交流も強く意識した場所として機能しています。
「Sakura Café」は、食という日常的な活動を通じて、社員のウェルビーイングと企業の社会的責任(CSR)を統合的に実現する、同社にとって極めて重要な基盤となっていました。
※掲載内容は2025年10月8日取材時の内容です。
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関西広域連合広域産業振興局 農林水産部
〒640-8585
和歌山市小松原通1丁目1番地
和歌山県農林水産部 農林水産政策局農林水産振興課内
電話番号:073-432-0151 ファックス:073-433-3024広域産業振興局 農林水産部へのお問い合わせはこちら





