【お知らせ】令和2年3月26日発表 琵琶湖・淀川流域対策に係る研究会 水源保全部会 報告書について

関西広域連合においては、琵琶湖・淀川流域対策に係る研究会において整理された課題の中の1つである流域生態系サービスの総体的な維持・向上に対して、有識者による標記部会(座長・浅野耕太京都大学大学院人間・環境学研究科教授)を平成29年6月に設置し、便益の帰着構造に基づく広域的な水源保全制度の実現可能性について概略研究を行いました。
このたび、報告書がまとまりましたので、お知らせします。

水源保全部会 報告書について

地球温暖化に伴う気候変動、少子高齢化に伴う森林、耕地等の土地利用の変化により琵琶湖・淀川流域の生態系サービスは劣化が進むことが危惧されている。
本部会では、森林、耕地等の維持管理の変化を将来の姿としてシナリオを作成し、そのシナリオをもとに極端な状態を表す計算条件によりシミュレーションを行い、水循環に関する指標の変化を明らかにした。
これにより、関係各主体が水循環に関する流域全体の現在、将来の状況を共有するとともに、関係各主体の取組が水循環に関する生態系サービスの維持に寄与していることを共通認識し、将来における生態系サービス維持・向上の取組を議論するための客観的根拠となる。
今後、琵琶湖・淀川流域における生態系サービスの総体的な維持向上による流域の健全な水循環を目指し、流域の関係各主体が様々な形で連携しながら取組を行うため、関西広域連合が連携・調整を行う場を設置する予定です。

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