【お知らせ】令和6年11月29日 関西広域連合設立14周年を迎えて
関西広域連合設立14周年を迎えて
令和6年12月1日、関西広域連合は設立14周年を迎えました。
関西広域連合では、広域行政を担う責任主体として、7分野の広域的な行政課題に取り組み、着実に成果を上げてきました。
関西を更に飛躍させるべく、次の5つの力を向上させていきたいと考えています。
一つ目は「防災力の向上」です。かねてより関西広域連合は、事前防災から復旧・復興までの一連の災害対策を担う専門性を有する「防災庁」の創設を提案してきました。本年11月に、国が防災庁設置準備室を新設されたところ、関西広域連合では、防災庁設置の議論をけん引するため、より強く国へ働きかけてまいります。
また、来年は阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えます。阪神・淡路大震災からの復興や、能登半島地震等の被災地支援の経験を生かし、大規模災害等への備えを更に強化してまいります。
二つ目は「産業力の向上」です。本年3月に関西広域産業ビジョンを改訂し、7月には万博開催年前後における関西広域連合の取組をまとめた「関西広域産業ビジョン アクションプラン」を策定しました。ライフサイエンスやカーボンニュートラルなど、関西が強みを持つ分野の産業化推進をはじめ、中小企業の成長や多様な人材の活躍などの取組を進めてまいります。
三つ目は「文化力の向上」です。令和5年3月に文化庁が京都に移転しました。文化庁をはじめとする行政、経済、教育、文化、芸術等の団体や地域住民と連携し、オール関西で文化振興に取り組み、世界に発信していこうと考えています。
四つ目は「環境保全力の向上」です。琵琶湖・淀川流域における水源保全や水循環に関する対策等の流域自治の推進に向けた研究を行うとともに、府県域を越えた連携型鳥獣害対策や脱炭素社会づくりを進めてまいります。
五つ目は「広域自治力の向上」です。本年4月に奈良県が関西広域連合に全部参加しました。構成府県市間の連携を強化し、広域自治を進展させる取組を進めてまいります。また、令和7年度からは、企画調整事務として、「広域連携による行財政改革の推進」を新設し、広域での処理が効率的かつ効果的となる新たな事務の検討や既存の事務・事業の見直しの検討を進めてまいります。
いよいよ来年は、2025年大阪・関西万博の年です。関西パビリオンでは、関西の魅力を国内外に余すところなく発信することにより、関西各地への人流、そして知識・技術等も含めた活発な交流を促進し、希望あふれる未来を切り開くためのゲートウェイとして展開してまいりますので、皆様のお力添えをお願いします。
みんなで、ともに頑張りましょう!
令和6年12月1日
関西広域連合広域連合長 三日月 大造
報道提供資料
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