金型製作から成形まで一貫体制の強みを活かし自社ブランド開発へ

プラスチック成形雑貨 テクノグローバル(大阪府)

プラスチックの持つ美しさを引き出した
質感&フォルムのデザイン雑貨。

私たちの日常になくてはならないプラスチック生活雑貨。その製造過程において重要な役割を果たすのが「金型」と「射出成形技術」です。かつては「成形屋」が一次請け、「金型屋」はその孫請けとなって完全な分業体制が成立していました。しかしその非効率性に疑問を感じ、金型製作から射出成形までワンストップで行える環境を作ろうと2006年にテクノグローバルを立ち上げたのが、金型の技術者だった髙田弘之さん。以来、多品種小ロット対応を打ち出し成長してきました。

「そんな機動力を生かして自社ブランド商品も作りたいと創業当時から思い続けていたのですが、なかなかそこに踏み切れずもどかしさを感じていました」と髙田さん。チャンスが巡ってきたのは2015年、八尾市によるSTADIというクリエイティブ産業創出事業の公募。志ある中小企業に、プロダクトデザイナーがプロデューサーとして派遣され、商品開発や販路開拓をともに行うものです。同社がコンビを組んだのは、ハーズ実験デザイン研究所の村田智明さん。同社のコアコンピタンスを活かして何を作り、どう販路に乗せるか。約半年のディスカッション期間を経て、村田さんがかねてよりあたためていたプラスチック成形の時計とティッシュボックスのアイデアを具現化することに。村田さんのデザイン画をもとに、工場の開発チームが使い勝手と生産効率を考えてディテールに改良を加え、事業採択から丸1年後の2016年秋、商品が完成しました。梨地のマット感を活かした美しいフォルム、シックなカラー展開。細部まで計算され尽くしたシンプルな機能美が魅力です。

「インテリア雑貨のバイヤーさんとの商談などを通して、今まで知らなかった業界外の世界を学んでいます。まずこれで弊社の技術を知ってもらい次のステップへ進んでいきたいですね」。ものづくり町工場のチャレンジはまだまだ続きます。

テクノグローバル
株式会社

〒581-0055
大阪府八尾市跡部南の町1-1-37
Tel.072-993-7935
http://www.techno-global.co.jp

精緻な金型技術はものづくりの生命線。

精緻な金型技術は
ものづくりの生命線。

壁掛け時計「iconclock」のパーツ用金型。金型製作は精緻な職人技の世界で、デザイン画からCADで設計図を起こし、溶かした鉄を切って成型し完成させるまでに約30~40日かかるとか。開発チームが最も苦労した、時計の針がひずみなく回る重量と重心のバランスも寸分の狂いなく再現します。

ひとつひとつのパーツを人の目と手で確かめて。

ひとつひとつのパーツを
人の目と手で確かめて。

ティッシュボックス「paol」の側板は、一度に2枚がペアになって射出成形されます。機械のそばに立つ女性が、出来立ての側板を1枚ずつ切り離しながら、不具合がないかすばやくチェック。あらゆる工程で人の目を光らせて、安定したクオリティを保てるよう心を砕いています。

慣れた手つきですばやく丁寧に製品を組み立て。

慣れた手つきですばやく
丁寧に製品を組み立て。

ティッシュボックスのパーツは、塗装のためいったん外注に出され、戻ってきたものを社内で組み立て完成品にします。プラスチックのパーツを作るだけでなく、依頼企業のニーズに合わせて組み立てや配線までも行ってきたため、作業するスタッフの手つきも慣れたものです。

プラスチック成形雑貨 - テクノグローバル(大阪府)

デザイナー村田智明氏と開発。
「モノの在り方の本質」を見つめる
METAPHISブランドの新顔2つ。

村田智明氏がプロデュースするMETAPHISは、すぐれた技術を持つ多くのパートナー企業とともに構築されたブランド。取り出し口を横向きにし、ティッシュの露出を抑えた「paol」(税込4,860円)は、ホコリや花粉の付着が気になる人におすすめ。壁への取り付けも可能です。極限まで要素をそぎ落とし、長針と短針、秒針の絶妙なバランスを描き出した「iconclock」(税込6,480円)は、そのミニマルさが魅力。どちらの商品も全7色展開。

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