細かいところまでしっかり仕事してこその伝統工芸。手間暇は惜しみません細かいところまでしっかり仕事してこその伝統工芸。手間暇は惜しみません

GOLDREAM 京箔押工房ゴールドリーム(京都市)

京都ならではの雅さが光る
伝統工芸・金箔押しの技術

金箔押しの伝統工芸を応用した、京都ならではのモダンな雅さが魅力の革小物を手掛けた京箔押工房ゴールドリーム。職人らしい細やかな仕上げは伝統工芸士の手によるもの。

「京都の職人はこれまで、ただひたすらに技を磨いてきました。表に出ることはなく、技術を磨き次の世代に継いでいく。それが伝統工芸を担うということです」。そういう金箔押職人を父と祖父に持ち、この技術を守り残すために、何か新しい物をつくり発信できないかと、中澤未来さんが地元の商工会議所に相談したのが平成27年のこと。それがGOLDREAMの生まれるきっかけとなりました。

金箔を押す商品に革小物、とりわけ財布やカードケースを選んだのは「金箔は押そうと思えば何にでも可能です。けれど、私たちが普段扱っているのは仏壇仏具。仏様の世界を演出するものです。だから、何か特別な思いのある商品に使いたかった」という思いから。確かにGOLDREAMの商品ラインナップは日常で使うものながら、どれも大切な意味を持つものばかりです。

革小物に金箔を押すというのは初の試み。デザイナーのナカジマミカさんと共にどこに箔を置くのがベストかを模索したのだそう。「デザイナーのこだわりも強く、職人の父の思いも強く、ぶつかることも多々ありました。でも、結果的にお互い妥協のない良いものができあがりました」と未来さん。革の風合いを生かしながら、一万分の一ミリという薄い金箔の輝きにもこだわり続け、細部にまで気配りされた職人技です。「GOLDREAMは普段からやっていることの延長線上にあるもの。ちょっとした気遣いが完成度を左右する。細かいところまで仕事してこそ京都の職人です」。

京箔押工房 ゴールドリーム
(株式会社 金箔押山村)

〒607-8302
京都府京都市山科区西野山欠ノ上町1-34
Tel.075-583-5123
http://www.goldream.info

一万分の一という薄い金箔をたやすく扱う箔押師の技術。

一万分の一という薄い金箔を
たやすく扱う箔押師の技術。

金沢産の金箔は、素人では和紙から上手く剥がすこともできない、一万分の一ミリという薄さ。「愛用の道具といえば、この箔箸くらい」という金箔を挟むための箸は、静電気が起きない竹製のもの。繊細な作業なため、暖房機器の設置場所や風向きにも気を配られています。

産地によって輝きが異なる、 京都の金箔は上品な輝き。

産地によって輝きが異なる、
京都の金箔は上品な輝き。

仏壇仏具の箔押しで接着剤として使用されるのは漆。漆の上から金箔を貼っていくため、その厚みのムラがそのまま輝きのムラにつながります。艶のない漆に金箔を貼り、輝きすぎない上品な仕上がりなのが京都の職人の技術。地域によってそれぞれ、金箔の輝きは異なります。

見返し部分まで手を抜かない、細やかな仕事が完成度を決める。

見返し部分まで手を抜かない、
細やかな仕事が完成度を決める。

DAYBREAKの魅力は、蓋を閉じた時にぴったりと金箔のラインが合う美しいデザイン。職人のこだわりが詰まったデザインです。縫い目の部分や開かないと見えないポケットなどの見返しの部分までキレイに押された金箔はまさに職人技。細かいところまでこだわりが光ります。

GOLDREAM - 京箔押工房ゴールドリーム(京都市)

京都伝統工芸士ならではの
細やかな仕事が生える、
日常のなかの特別な輝き。

金色に輝く金箔を太陽になぞらえ、色とりどりの明るい一日の始まりをイメージしてデザインされた女性用のシリーズDAYBREAK。カラーレザーと京都の金箔押し職人ならではの落ち着いた輝きの金箔のコントラストが魅力的。
長財布、クラッチバッグ、カードケース、キーケース。

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