ものに心を添えて。常に使う人に喜ばれる、新しいものをつくり続けたいものに心を添えて。常に使う人に喜ばれる、新しいものをつくり続けたい

播州織トート 惣津クラフト(神戸市)

クラフトマンシップが光る
播州織を使ったトートバッグ

惣津クラフトは代表の惣津五朗さんが平成24年に立ち上げたバッグメーカー。「もともとは自動車関係のサラリーマンをしていたのですが、趣味で始めた鞄づくりが高じて仕事になりました。もともと設計の仕事だったこともあり、ものづくりは性に合っていますね」と話す惣津さん。最初に手掛けたのはスケートボードのウィールとトラックを使ったストリートな雰囲気のあるキャリーバッグ「wheel of life」でした。従来のキャリーバッグにはないなめらかな移動とユニークな外見が魅力で、発表以来、老若男女問わず人気の一品です。「材料の調達から合板の成形、バッグの縫製まで全部一人で行っているので、どうしても製作に時間がかかってしまうのが悩みどころで」。そんなときに出会ったのが播州織でした。

「ちょうどキャリーバッグ以外の商品もつくりたい、どうせなら地元である兵庫県の素材を使いたい、と思っていたときに播州織のことを知りました。やわらかな織り上がりと和モダンな雰囲気に惚れ込みました」とのこと。播州織の生地を表に使い、裏や本体の部分にはキャリーバッグにも使用している耐久性の高いコーデュラ®を採用し、軽くて持ちやすいトートバッグに仕上げています。「近所である有馬温泉の土産店にも置いてもらっているのですが、ダイレクトにお客様の声が届くのが嬉しいですね。一つひとつ自分でつくっているので、ポケット位置や持ち手の長さなど反応を見ながらマイナーチェンジを繰り返しています」。

今後は播州織の生地を使ったポーチや小物入れなどの雑貨類も展開したいと、さまざまなデザインを模索中。創意工夫を忘れない惣津さんが生み出す新しい作品にも注目です。

株式会社 惣津クラフト

〒651-1211
兵庫県神戸市北区小倉台7-4-3
Tel.078-582-1550
http://www.souzucraft.co.jp/

一軒家の工房から生まれた、斬新なアイデアを盛り込んで。

一軒家の工房から生まれた、
斬新なアイデアを盛り込んで。

住宅地の一軒家にある惣津さんの工房にはアイデアの源となる素材が所狭しと置かれています。「DIYの精神なのか、いいなと思ったことはとりあえずやってみようと試作します。自分で納得できる商品ができたときの喜びは格別。今は播州織ポーチの試作が続いています」とのこと。

上品な和の雰囲気を醸す、北播磨の伝統技術、播州織。

上品な和の雰囲気を醸す、
北播磨の伝統技術、播州織。

播州織は北播磨地方に220年前から伝わる織物技術です。トートバッグに使われる播州織の柄はすべてオリジナルで、兵庫県多可郡多可町の播州織のメーカーに製作依頼。女性だけでなく、無地やシックな柄は男性にも好評。シンプルなデザインだからこそ男女兼用で使えます。

全工程を一人の職人で行う、惣津クラフトのものづくり。

全工程を一人の職人で行う、
惣津クラフトのものづくり。

惣津さんの鞄づくりは、なんとすべて独学。トライ&エラーを繰り返しながら、現在では神戸セレクションにも認定される商品づくりに。「合板の成形も自分でやるというと驚かれますが、ものづくりが好きなので、これからも一つひとつ丁寧につくってお客様の元に届けたい」。

播州織トート - 惣津クラフト(神戸市)

伝統的な播州織を現代的にアレンジし、
カジュアルな使い心地を実現した
飽きのこないシンプルなトートバッグ。

綿100%の播州織をメインに使用したトートバッグは現在有馬温泉の土産店を中心に展開。ポケットの位置や取っ手の長さ、素材にもこだわりが光ります。一つひとつ丁寧につくり込まれたバッグは耐久性に優れて、軽さも大きな魅力。小さいサイズはデイリーに、大きいサイズは小旅行にと用途に合わせて選べます。このほか、今後は播州織を使ったポーチも製作予定。

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